平成31年度市長訓示「真摯な姿勢で観る」(平成31年4月分)

 みなさんおはようございます。4月1日、新年度が始まりました。みなさんには平成30年度1年間のお仕事、お疲れ様でした。特に異動になったみなさんは慌ただしい年度始めだと思います。そして昇格されたみなさん、おめでとうございます。さらに新しく入庁された新職員のみなさん、本庄市役所へようこそ。みなさんを心から歓迎します。
 さて本日みなさんにお伝えしたいこと、それは今年1月の仕事始め式で掲げた言葉、「観る」、観察の「観」、について、更に突っ込んだ私なりの思いを、お話したいと思います。
 私は1月の年頭訓示で、この「観」という字には、しっかりと意識して観察する、実際に外に出かけて実物を観てくる、さらに物事の全体像を把握する、そして物事の背景、本質を捉える、このようないくつかの意味があり、その意味をかみしめて仕事の上で活かして欲しいと申し上げました。言い換えれば、ただ肉眼で対象物を見る、あるいはただ表面的に物事を見る、というのではなく、物事の真の姿を、表裏も含めた真の状況を、心の眼、心眼で見通すということです。
 実はこの「観」、物事全体を深く観ることで、自分が向き合っている状況を、良い方向に進ませる、悪しき状況を好転する、という作用もあると思います。
 現実を見渡せば、我々の周りにはさまざまな一方的な情報があふれ、我々はそれらに踊らされやすく、往々にしてさまざまな誤解が生まれ、物事が上手くいかなくなる、これが日常茶飯事です。みなさんもさまざまな仕事上のトラブルや、つもり違いというものを経験されていると思います。私もそうです。だから「観」「観る」ということが大切なのですが、先日ある職員から私は「ではどうしたらそのような透徹した眼、心の眼を持つことが出来るのでしょうか」と問われました。
 これは大事な質問だと思いました。私なりに自分の試行錯誤の経験を振り返って、考えてみました。物事そのものを観察し、本質や全体像を心眼で観て、状況を好転させるためにはどうすればよいか。現時点の私の結論は、それはやはり自分自身、現在直面する物事に、まずは真摯に向き合うこと、なんだろうと思います。真摯に、と言いましたが、もう少し平たく言えば、真面目に、謙虚に、そして情熱を持って向き合うこと、と表現させていただきます。
 真面目に向き合えばこそ、物事をしっかりと観る、観察することが出来ます。そして謙虚に向き合うことで、自分自身の勝手な思い込みや勘違いに気づき、それが物事の本質や全体像を見透かすことにつながります。そして情熱を持って向き合うことで、それらの物事をどうしたらより良い方向に動かして行けるか、という意志の力が働きます。「ああそうか」で終わらず「どうしたらよいか」という意志があってこそ状況は好転するのです。
 もちろん現実は複雑で、一筋縄ではいかないことだらけです。しかし、まずは真摯に物事に向き合う姿勢がなければ、何事も始まりません。
 いま、自分は、向き合っている仕事や課題、さまざまな物事を、より良き方向に動かせているのだろうか、そう疑問に思ったときは、ぜひ真面目に観ているか、謙虚に観ているか、情熱を持って観ているか、そう自分自身を問いただしてみてください。いささか抽象的なお話で恐縮ですが、私なりの答えとして、みなさんの参考にしていただければと思います。
 新年度スタートの本日、午前11時半に新しい元号が発表されます。5月1日から新しい時代も始まります。ぜひ「観」「観る」という言葉をそれぞれがかみしめつつ、お元気で仕事に向き合ってください。以上で市長訓示を終わります。

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