水害時の衛生対策と消毒方法について

更新日:2022年07月29日

台風や集中豪雨などにより、家屋等が浸水した場合、洗浄や消毒が必要になる場合があります。

1 家屋等が浸水した場合

豪雨等により家屋が浸水した場合、洗浄や拭き取りにより十分に汚れを除去して、乾かした後、消毒するようにしてください。

(消毒は、汚れのない状態でないと、効果を発揮することができません。)

2 衛生対策について

家屋等が浸水した場合、次のとおり洗浄及び衛生対策を行ってください。

床上の場合

室内は食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒を行いましょう。

なお、消毒薬が必要な方は、環境推進課までご相談ください。

  • 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要なものを片付けてください。
  • 汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きしてください。
  • 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流してください。
  • 食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ってください。

家の周囲や床下の場合(消毒は原則不要です。)

土砂等を取り除いた後、水道水で洗い流し、しっかり乾かすことが重要です。 床下に土砂や水分が残っている場合、その湿気により、家の基礎や土台(床組)などに影響が出る場合があります。

  • 汚泥や不要なものを片付けてください。
  • 庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流してください。
  • 床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くしてください。
  • 床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気をなくし、扇風機などにより強制的に換気し、乾燥してください。

3 消毒方法について

消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ与えることがあります。使用は必要最小限としましょう。使用の際には、取り扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意してください。

塩化ベンザルコニウム(逆性石けん)10パーセント

使用濃度0.1パーセント(10ミリリットルに水を加えて1リットルとする。)

家具や壁面、床などの消毒に適しています。泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きし、十分乾燥させた後、薬液を浸した布でよく拭くか、噴霧器で濡れる程度に噴霧してください。(ゴム製品、皮革製品への使用はさけてください。)

ドラッグストアや薬局で購入できます。

次亜塩素酸ナトリウム6パーセント(家庭用塩素系漂白剤など)

使用濃度0.02パーセント(ベットボトルキャップ1杯分の漂白剤を水1リットルに加える。)

飲食器具等の消毒に適しています。水洗いした後、薬液に5分以上浸し、水でよくすすいて乾燥させてください。

ドラッグストアや薬局、ホームセンターで購入できます。

アルコール系消毒薬(速乾性すりこみ式のものなど)

使用濃度70パーセント以上(薄めずにそのまま使用する。)

手指等の消毒に適しています。石けんを使いよく洗ってから、乾燥させた後、手指につけてしっかりすりこんでください。

ドラッグストアや薬局、ホームセンターで購入できます。

 

(以下の事項にご注意ください)

・誤って飲んでしまう事故につながりますので、消毒液をペットボトルへ移し替えないでください。また、他の薬剤や洗剤と混ぜないで、必ず使い切ってください。

・消毒薬を取り扱う際には、ゴム手袋などを使用するとともに、皮膚や目にかからないよう注意してください。皮膚についた場合は、石けんを使いよく洗い流し、目に入った場合は、水で洗い流してください。なお、異常を感じましたら、医療機関で受診してください。

・消毒液を入れたバケツ等の容器は、使用後、十分に水洗いしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

経済環境部環境推進課環境衛生係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1172
ファックス:0495-25-1248
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