里親制度
毎年10月は里親月間です。パネルを展示開催しています。
開催期間:令和5年9月25日(月曜日)~10月6日(金曜日)午後3時まで
場所 :市役所1階市民ホール
里親に関する現状や制度について、多くの方に興味を持っていただくため、児童養護施設の協力でパネル展示を開催しています。
ぜひ、お立ち寄りください。

里親について知ろう
里親制度って何?
子どもが健やかに成長するためには、安定した家庭環境の中で、保護者の温かい愛情の下に育てられることが必要です。しかし令和3年6月の時点では、埼玉県内で何らかの理由で自分の家庭で生活できない子どもが約1,800人います。そんな子どもを家族の一員として迎え、温かい愛情と家庭的な環境で育てていく、児童福祉法に定められた制度が「里親制度」です。
里親には4種類あります
1.養育里親
埼玉県へ里親登録を行い、児童相談所からの委託で家庭に子どもを受け入れ家族の一員として養育する里親のことです。手当や養育費等が支給されます。
2.専門里親
養育里親としての経験と経て埼玉県に専門里親としての登録を行い、被虐待児などの特に厚い支援が必要な子どもを、児童相談所からの委託で家庭に受け入れ家族の一員として養育する里親のことです。手当や養育費等が支給されます。
3.養子縁組里親
将来的に養子縁組し、戸籍上でも親子関係を結ぶことを前提として養育する里親のことです。手当は支給されません。
4.親族里親
特別や理由で家庭環境が困難な親族の子どもを養育する里親のことです。養育費等の支給は認められ、手当は支給されません。
里親養育の現状
前述のとおり埼玉県内には自分の家庭で生活することができない子どもが1790人います。そのうちの433人が里親・ファミリーホームのもとで生活し、1357人が児童養護施設などで生活しています(令和4年9月1日データ)。
国としても埼玉県としても少しでも多くの子どもが里親のもと家庭的な環境で養育してほしいと願っていますが、現在、登録里親は不足しており、大きな課題となっています。
実際に本庄市内でも里親として活躍されている方がいらっしゃいます。このような子どもを家庭で受入れ養育していくには想像以上の労力を必要とします。加えて生活に身近な人の里親制度についての理解を得ることが必要となり、現状では里親、里子が生活しやすい環境ができているとは言えない状況です。
里親制度についてのお願い
ぜひこの機会に里親制度について興味を持ってください。
将来のある子ども達の健やかな成長を支援するために、里親制度について正しく理解し、里親、里子が生活しやすい環境づくりにご協力ください。
里親になってみませんか
現在、県内では、養子縁組を目的とした里親、数日~数カ月など短期間で子どもを預かる里親、長期間で子どもを預かり養育していく里親、中学生や高校生などの大きな子どもと一緒に暮らす里親など、幅広く里親を募集しています。
里親になるためには
里親として活躍していくためには埼玉県への里親登録をします。
里親登録の簡単な流れを紹介します。

まずは本庄市の管轄である熊谷児童相談所へ相談してください。基礎研修(講義・施設見学)と登録前研修(講義・養育実習)の受講、児童相談所による家庭訪問調査、県の福祉審議会での審議を経て登録となります。
今後の里親制度入門講座について
対象:埼玉県在住、里親制度に関心のある方
内容:里親制度について
里親体験談(里親さんの実際の経験が聞けます)
質疑応答
参加費:無料
日時・場所:
- 令和5年10月31日(火曜日) 午後1時~3時(午後0時30分~受付)・ワークヒルズ羽生(羽生勤労者総合福祉センター)大会議室
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令和5年12月9日(土曜日)午前10時30分~午後0時30分(午前10時~受付)・市民プラザ加須301会議室B.C
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令和6年2月3日(土曜日)午前10時~正午(午前9時30分~受付)・熊谷児童相談所
申し込み・問い合わせ先:社会福祉法人愛の泉フォスタリング事業(家庭こども家庭センター内)
電話 0480-63-3108
Mail satooyako@ainoizumi.com
里親Q&A

市内里親さんの声 タイトル「一緒に暮らそう。」
10数年前に、里親制度を知り、当時虐待報道があちこちで聞かれる中、少しでも平穏な生活が送れない子ども達の力になれればと、里親を登録しました。また、我が家には、実子がおりましたが、成長して巣立っていくことを考えると、里親として長い間、子どもの成長に関わっていけることは楽しみでもありました。現在、実子は巣立ち、中学3年と5歳の男の子2人が一緒に暮らしています。
育ってきた環境が違い、いろいろな重荷を背負ってきた子どもと暮らすことは、決して簡単なことではありませんでした。自分の思い描いていた暮らしは儚く打ち砕かれ、子どもを受け入れることの大変さを実感しています。それでも、子どものキラキラした笑顔と成長していく姿を見たり、子どもとの生活や子どもの思いを共有することで、自分もまた元気をもらい、幸せをもらっています。
夫婦は元は他人です。私も、親と暮らした18年より、夫と暮らした37年の方が遥かに長くなりました。家族は、血の繋がりではなく、人と人との繋がりです。
一緒に暮らしましょう。
里親全体に関することの問い合わせ先
埼玉県熊谷児童相談所 里親推進担当
〒360-0014 熊谷市箱田5-13-1
連絡先:048-521-4152
E-mail:k230967@pref.saitama.lg.jp(代表)
更新日:2023年09月22日