低所得と健康管理について(平成28年12月19日回答)
意見・提言
私はほとんど医療を受ける事なく健康でした。しかし八月に突然の目まいに恐怖を感じ大学病院で検査を受けました。検査の結果見えていなかった病気が発見されましたが目まいの原因は分かりませんでした。検査や治療には国民保険を使っても多額の費用がかかります。低所得の私には大きな負担です。
私は海外で生活をしていた事もあり国民保険、高額医療の制度の素晴らしさは理解しています。しかしそれでも検査、治療をできない人がたくさんいます。以前に知人から健康診断を受けて病気が発見されても治療するお金も余裕もないから恐くて健康診断を受けない人がたくさんいると聞きました。
もちろん民間の保険にも加入できません。市では健康づくりのイベントを実施していますが参加する人は生活に余裕がある人が参加しているのではないのでしょうか。生活に余裕もない人は健康管理を考える余裕もありません。生活の余裕こそ健康づくりの原点だと感じています。収入がなければ税金も納められません。健康づくりのイベントもけっこうです。しかしその前に生活に余裕があり健康管理を考えられる世の中にする事が必要ではないでしょうか。
この問題は国が考える問題かもしれません。しかし最近の政府の発言を聞いていると将来が不安でなりません。市長は貧しい生活をしている人の声を聞いた事がありますか。私は今回低所得になり病気になって貧しい人の気持ちが初めて分かりました。ぜひ市長の考え意見を聞きたいと思います。
回答
お手紙に「貧しい生活をしている人の声をきいたことがありますか。ぜひ市長の意見を」とございますが、●●様のように体調を崩されお仕事が思うようにできず生活が苦しくなってしまわれた方や、高齢社会に入り、医療や生活に対する不安をお持ちの市民の方の相談をお聴きし、その方に寄り添った助言や必要な支援を行うことは市の重要な仕事の一つと思っており、市としても経済的に困窮されている方々等への支援に努めているところです。
その一方で、市民の方々が経済的に安定した生活がおくられることが大切であることは言うまでもありません。そのためには、地域経済の活性化が不可欠であり、本市におきましても、例えば企業誘致等の施策にも積極的に取り組んできております。さらに、人口減少の克服に向けた取り組みとして今年の4月に策定した「本庄市まち・ひと・しごと創生総合戦略」でも、地域産業の活性化も重要な取り組みの一つとして推進しているところでございます。
これからも市民の皆さまが安全・安心に過ごせるまちづくりに取り組んでまいりますので、今後とも、市政運営につきまして、ご意見ご提言を賜りますようお願いいたします。
(平成28年12月19日回答)
更新日:2020年10月01日