共同募金の安定した増収について(平成29年12月15日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 社会福祉・地域福祉に関する国のさまざまな施策のうち昨今の「地域“丸ごと”」施策には、社会資産の活用や地域におけるボランティア団体等の協力が必要とあります。

ボランティア団体の活動には

  1. 組織の活動主旨
  2. 組織形成
  3. 活動資金

の条件が整わねば安定した活動の持続は、困難であると存じます。

 社会福祉協議会で取り扱っている共同募金の収入金は、行政における負担付き寄附の支出目的に制限がある基金と異なり社会福祉、地域福祉のための支出であれば、比較的にゆるやかな条件で支出が可能と存じます。

 一方、社会福祉協議会における福祉基金や特定名称基金からの支出においても、同様の仕様目的であれば支出が可能であると思われます。しかしながら、寄附金の収入は予測が難しく、取り崩しの継続が予想され枯渇の一途をたどる結果となることは明白です。

 そこで、毎年比較的安定した共同募金収入は、英知を絞れば具体的な共同募金収入増額の手法はあると存じます。ぜひ、高貴意志と協労の志を持ったボランティア団体等の持続可能な活動のためにも、共同募金収入増額の方策をぜひお願いいたします。

回答

 共同募金は、本市では埼玉県共同募金会本庄市支会として、本庄市社会福祉協議会(以下「社協」といいます)が実施している事業です。私は社協の会長も兼ねていますので、社協会長の立場として回答させていただきます。

 共同募金は、福祉の推進を目的として全国的に運動が行なわれており、都道府県の区域を単位として寄付を募集して、その都道府県で使われています。都道府県ごとに福祉施設や団体などから助成の要望を受け付け、その状況により助成計画を立て募金の目標額を定めて運動を行っています。そして、住民の参加をより進めるため、市区町村に支会を組織しています。

 本市では、募金運動につきましては、自治会、民生委員・児童委員協議会、ボランティア団体、事業所等の関係団体に協力をいただくことにより実施し、寄付金はボランティアの育成や子どもたちへの福祉教育、高齢者や障害者への支援など地域の身近な福祉活動に活用させていただいています。

 おっしゃるとおり、共同募金は地域の福祉活動を推進するための貴重な財源であり、より一層のご理解、協力を賜れるよう努めていきたいと考えております。そのためには協力いただいている団体等とのより一層の連携を図り、また広報活動などを通して一人でも多くの市民の皆さまに協力をいただけるように努めていきたいと考えておりますのでご理解いただきますようお願いいたします。

(平成29年12月15日回答)

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら