運転免許証返納高齢者への買い物支援について(令和2年1月6日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 私は現在、高崎市に住んでいますが、70歳になった両親が本庄市に住んでいます。高齢者の交通事故をニュースで見るたびに胸を痛め、何か両親にできることはないかと考えます。やっぱり必要があるから車に乗らざるを得ないというのが現状です。中でも食料品の買い物というのは、一番大きな理由のように思います。
 私が住んでいる町には移動スーパーのような販売車が回り、市内の百貨店を回る無料の買い物タクシーのようなものも開始されました。
 私は小さい頃は本庄市に住んでいましたが、定期的に近所の自治会館の駐車場に移動販売車が来ていたような記憶があります。企業と市が協力して、何かしらの対策ができればいいと思います。医療も大切ですが、基本的な衣食住についても満たして頂けると助かると思います。無知な点がありましたら申し訳ありませんが、本庄市でも大きな事故が起こる前に、ご検討を宜しくお願いいたします。

回答

 急速な高齢化に伴い、高齢者の運転による事故の増加や重大事故が、時折ニュースに取り上げられています。〇〇様のお手紙にありましたように、一人暮らしの高齢者や高齢夫婦のみの世帯においては、運転免許証を返納した後の外出(移動)や買い物等の生活支援が重要な課題となっています。本市では、介護や支援が必要になっても、できる限り住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、「住まい」「医療」「介護」「介護予防・生活支援」のサービスを身近な地域で一体的に提供できる体制づくりを進めているところです。

 さて、高齢者の買い物対策についてですが、「介護予防・生活支援」のサービス体制を整備するため、中学校通学区を単位とした日常生活圏域ごとに、住民主体の地域支え合い活動について話し合う「協議体」を設置し、コーディネーターを配置しています。この協議体のメンバーから、コンビニエンスストアの移動販売について情報提供があり、昨年度、児玉地域の自治会館等で試行と検証を行い本格実施となりました。少しずつではありますが実施する地域や会場が増えています。

 また、市内にある社会福祉法人の施設の送迎車を活用して、自治会館等を集合場所にしてスーパーへ買い物に行く移動支援を、令和元年6月より四季の里自治会で試行し11月より本格実施となりました。移動販売と同様に協力事業所や実施団体を拡大していきたいと考えています。この他、従来からの移動販売や宅配などの地域住民に役立つ情報を収集し周知をしています。これらの情報は、日常生活圏域ごとに設置する地域包括支援センターで把握していますので、情報が必要な場合はお問い合わせください。

 買い物等の生活支援は、支援を要する高齢者の健康状態や高齢者が住む地域の環境、特性に合わせた支援が必要となると考えています。今後もさまざまな団体と情報交換や協議を重ね、工夫・連携しながら事業化へ繋げて行けるよう取り組んでまいります。

(令和2年1月6日回答)

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