年代別の食育(成人期)

更新日:2020年10月01日

このページでは、成人期の食育についてご紹介します。ライフステージに応じた豊かな食習慣を身につけるためのポイントをまとめました。健康維持・増進のためにご活用ください。

成人期の食育

就職、結婚、子育てなどにより、生活に変化が現れる時期。また、生活の変化に伴って、外食や中食などの利用機会が増えるなど、食生活を含めた生活リズムが乱れ気味になる人も多いのではないでしょうか。生活リズムの乱れは、生活習慣病(肥満症、糖尿病、高血圧、脂質異常症など、生活習慣がその発症や進行に関与する疾患)の発症につながりやすくなるので注意が必要です。

食事のポイント

朝食は抜かず、規則正しい食生活を心がけましょう

毎日、規則正しく食事をしましょう。食べたり食べなかったりする食事の乱れは、身体が次の食事を溜め込もうとして、太りやすい体質になる恐れがあります。

朝ごはん、食べていますか?朝食の欠食率は男性15.0%、女性10.2%(年齢別では20歳代で最も高く、男性30.6%、女性23.6%)です(平成29年度国民健康栄養調査より)。夕食のボリュームが大きくなりがちな人も多いですが、夕食のどか食いや夜遅い時間の食事は、血糖値を上げ、また、体脂肪を合成しやすくなります。夕食の時間が大幅に遅くなる場合は、昼食と夕食の間に間食を入れると、夕食のどか食いを防ぐことができます。ライフスタイルによってリズムを工夫しましょう。

食事のバランスを気にかけてみよう!主食・主菜・副菜をそろえ、食べ過ぎを避けよう

主食(ごはん、パン、麺類など)、主菜(肉類、魚介類、卵、大豆製品など)、副菜(野菜類、きのこ類、海藻類など)は毎食そろえるよう心がけましょう。また、乳製品や果物なども1日1回程度を目安に取り入れてみましょう。主食だけでおかずがないなどの食習慣は血糖値が上がりやすくなるなどの影響が…、あなたの食事に偏りはありませんか?

薄味を心がけよう

食塩(塩分)の摂りすぎは高血圧を招く原因の1つです。濃い味付けに慣れていると、薄味の食事は味気なく感じることが多いですが、うまみなどを上手に利用して薄味にもトライしてみましょう。

減塩のポイント
  • 香辛料、香味野菜や種実類(ごまやナッツなど)をアクセントにする
  • 酸味を利用する(酢やかんきつ類など)
  • だし汁でうまみを活かす
  • 香ばしさを味方につける
  • 味にメリハリをつける
  • 汁物は具だくさんにし、汁を少なくする
  • 麺類の汁は残す
  • 「かけて食べる」より「つけて食べる」 など

外食は単品料理よりも定食を選ぶなど、工夫してみよう

外食やファストフード、テイクアウト弁当など手軽に食べられるものも多いですが、栄養素のバランスが偏りがちになるので、単品料理(丼ぶりものなど)よりも定食を選んだり、サイドメニュー(サラダなど)を付けるなど、工夫しましょう。また、「ラーメン+チャーハン」や「パン+やきそば」などのように主食(炭水化物)に偏らないように気をつけてみましょう。

お酒の飲みすぎに注意!

お酒を飲む習慣のある人は、節酒や休肝日を設けるなど、飲みすぎないように心がけましょう。適度に飲めば楽しいお酒も、飲み方次第では肝臓をはじめとする臓器に大きく負担をかけたり、アルコール依存症などに陥ってしまう可能性も…。あなたのお酒の飲み方はいかがでしょうか。

自分の健康管理をしよう

体重や血圧を測る習慣をつけたり、健康診断やがん検診を利用するなど、自身の健康管理に努めましょう。普段から自分の健康状態を把握しておくことが大切です。

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