年代別の食育(高齢期)

このページでは、高齢期の食育についてご紹介します。ライフステージに応じた豊かな食習慣を身につけるためのポイントをまとめました。健康維持・増進のためにご活用ください。

 

高齢期の食育

老化は加齢に伴い起こる生理的変化で、それ自体は病気ではありません。

加齢に伴い、成人期に比べ、歯をはじめとする身体機能や栄養素の代謝機能(消化吸収能力)、味覚機能が低下し、食べ物の摂取不足よる低栄養、体調不良を起こしやすくなります。身体や環境に合わせ、口腔機能を維持・管理し、必要な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。また、自ら食事を考えたり、調理したりすることにもチャレンジしてみましょう。

 

◎食事のポイント◎

低栄養に気をつけましょう

フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドローム・・・←こんな言葉を聞いたことはありますか?(※フレイルとは、加齢とともに、心身の活力が低下し、生活機能障害、要介護状態などの危険性が高くなった状態のことです。※サルコペニアとは、加齢に伴った筋力や筋肉量の減少のことで、握力や歩行速度の低下など、機能的なものも含みます。※ロコモティブシンドロームとは、骨や関節、筋肉等の運動器が衰えることで要介護状態や介護のリスクが高くなった状態です。) 昨今、栄養摂取過剰が問題になっていますが、高齢期には低栄養状態にも気をつけなければなりません。一部の食品に偏らず、いろいろな食品を摂るようにしましょう。

 

口腔機能、嚥下機能に合わせて、食べやすいよう食事の工夫を

高齢期になると、唾液の分泌も少なくなり、噛みにくい、飲み込みにくいなど、摂食嚥下機能が低下することが多くなります。歯を失うことなどによって噛む力が弱まることも多いため、やわらかいものに偏りやすく、偏食や栄養バランスの偏りなどが起こりやすくなります。また、口腔・嚥下機能だけでなく、胃腸の働きの低下や消化液の分泌減少などにより、食用不振、栄養不足につながりやすくなります。

状態に応じて、切ったり、とろみをつけたり、滑らかな状態にするなど、食べやすい形態にととのえ、食事を楽しめるよう工夫することも必要です。

また、全身の筋力低下を予防するため、体を動かす習慣を持つことも大切です。

 

窒息事故に注意!

高齢期になり、口腔機能や嚥下機能の低下に伴い、食べ物による窒息事故に注意が必要になります。

窒息事故予防のポイント

●食品を食べやすい大きさに切る   ●ひと口量は無理なく食べられる量に調整する

●急いで飲み込まない、よく噛み砕いてから飲み込む

●食べ物を口に入れたまましゃべらない

●あお向けに寝た状態や、歩きながら、遊びながら食べ物を食べない

●(周りの人が食事をしている人に対して)食事中にびっくりさせるようなことはしない

●流動食等でものどに詰まることがあるため、できるだけ座って食事をする(角度をつける)

●商品のパッケージなどに表示されている警告マーク・注意書きを確認する

●歯のない人は、入れ歯をいれてしっかり噛みましょう(入れ歯の手入れも忘れずに)

 

水分摂取をこまめに、十分に

人間のからだの半分以上は水分(体液)です。しかし、小児が70~80%、成人が60%程度の水分割合であるのに対し、高齢者では50%程度と割合が少なくなります。体液は、からだに必要な栄養素や酸素を全身に運んだり、からだに不要な老廃物を運び出したり、体温を一定にするなど、重要な役目を果たしています。

高齢期になると、体液の割合が減るだけでなく、飲食量が減ったり、筋肉(体液をためる)量の減少、のどの渇きを感じるセンサーの働きが低下するなど、水分不足のリスクが高まります。のどの渇きが強くなくても、こまめに水分摂取を心がけましょう。

 

おいしく、楽しく食事を摂る工夫を

加齢とともに、味覚機能の低下もみられるようになると、味を感じにくくなるため、濃い味を好むようになります。また、おいしさも感じにくくなり、食事がすすまず、食事量が減って低栄養に陥りやすくなります。

食べる人本人の嗜好を重視し、見た目や香り、味付け、食品の温度などに配慮しましょう。彩りよく盛り付ける、香りのよい食材を利用する、季節の食材を取り入れるなど、食欲を刺激するような料理を心がけてみましょう。

また、一人での食事が続くと、食事への楽しみも薄れてしまいます。

家族や友人、近隣の人たちを巻き込んで食事をしたり、外に出て食事をするなど、食事の環境に変化をもたせ、楽しく食事が摂れるとよいでしょう。

 

 

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高齢期の食育(PDF版)(PDF:2.2MB)

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