「居心地が良く歩きたくなるまちなか」を目指して

更新日:2023年03月31日

「ウォーカブルなまちづくり」とは

「ウォーカブルなまちづくり」とは、国土交通省が推進している、新しいまちづくりのトレンド(潮流)です。車が主役であった街路空間を、人中心の空間に転換することで、人々のまちなかでの回遊を促し、歩くスピードだからこその”偶然の出会い”、人々がまちなかに集うことによる”新しい出会い・気付き・動き”からなるサイクルを生み出す、居心地の良い歩きたくなる空間形成を目的としています。これにより、まちが抱える課題の解決、まちの魅力向上が期待できます。

市としても、居心地が良く歩きたくなるまちなかに向けた「ウォーカブルなまちづくり」は、人々が憩い、集い、多様な活動の場を生み出し、市の各種計画が目指す「まちなか再生」につながる施策と捉え、今後、推進に向けた取組みを展開していきます。

「ウォーカブルなまちづくり」に向けた国の動き

「都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会」

「ウォーカブルなまちづくり」のきっかけは、令和元年6月に、都市の在り方を検討するために組織された「都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会」が、国土交通省に提出した「報告書」と言われています。国はこの提案を受け、「ウォーカブルなまちづくり」に向けた様々な施策を打ち出しています。

ウォーカブル推進都市

懇談会からの提案を受け、国土交通省は令和元年7月に、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」の形成を目指し、国内外の先進事例などの情報共有や、政策づくりに向けた国と地方のプラットフォームを立ち上げ、「ウォーカブルなまちづくり」をともに推進する「ウォーカブル推進都市」を募集しています。

本市もこの趣旨に賛同し、令和2年6月、「ウォーカブル推進都市」の一員となっています。

「都市再生特別措置法」の改正

国では、頻発する自然災害に対応するための「安全なまちづくり」と、生産年齢人口の減少や、社会経済の多様化に対応するための「魅力的なまちづくり」の推進を柱とする改正法を、令和2年6月に成立させ、同年9月に施行しました。

この「魅力的なまちづくり」を進めるにあたり、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかの創出を進めることとし、「ウォーカブルなまちづくり」に向けた一歩を踏み出しました。

「ウォーカブルなまちづくり」に向けた市の動き

「本庄駅北口周辺整備基本計画」

市では、本庄駅北口周辺地区のまちづくりの方針として、まちの顔である「駅前街区」と骨格となる「道路」の整備を原動力とし、地区全体を未来へつなげることを目的とした、「本庄駅北口周辺整備基本計画」を令和4年1月に策定しました。

この計画では、「まちの回遊を生む、歩いて暮らせる空間づくり」を道路整備の基本方針にするとともに、その実現に向けた個別方針として「居心地の良いウォーカブルなまちづくり」をあげ、北口周辺地区における賑わいの創出を目指すこととしています。

どうして、北口周辺で「ウォーカブルなまちづくり」を進めるの?

本庄駅北口周辺を見回してみると、多くの車が通り抜けるものの、まちなかを歩く人はほとんど見られません。その一方、多くの方の「北口周辺を賑やかにしたい!」という想いがカタチになり、北口周辺を舞台とした賑わいにつながり始めています。

そこで、市は国の「ウォーカブルなまちづくり」に向けた動きをチャンスととらえ、北口が抱える課題の解決に加え、北口への高まる期待を後押しする「賑わいのサイクル」が回り続けるために必要なハード整備等によるまちづくりを、本庄駅北口駅前街区の整備と合わせ、進めることとしました。

どんな取組みを進めているの?

令和4年度

市における「ウォーカブルなまちづくり」に向けた取組みとして、令和4年度において「本庄駅北口周辺まちなかウォーカブル推進調査業務」を実施しました。「基本計画」で”ウォーカブル推進道路”と位置付けている道路の一部において、社会実験を実施し、「ウォーカブルなまちなか」に向けたはじめの一歩を踏み出しました。

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備部市街地整備室市街地整備係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1138
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