災害で出たごみってどうすればいいの?

更新日:2024年08月23日

近年、全国各地で大規模な災害が発生しています。

被災地の復旧・復興状況を確認すると、災害により発生したごみが道路や空き地などに積み上げられ、それらの処理が大きな足かせとなっていることが確認できます。

復旧・復興への第一歩となる災害廃棄物の迅速な処理を進めるためには、一人でも多くの方が、平時から災害時のごみの出し方について理解を深めることが重要です。

2019年10月台風19号で路上に混合状態で堆積した災害廃棄物(出典:災害廃棄物対策フォトチャンネル)

2019年10月台風19号:路上に混合状態で堆積した災害廃棄物(左:東松山市、右:川越市)

(出典:災害廃棄物対策フォトチャンネル_http://kouikishori.env.go.jp/photo_channel/)

ごみがもたらす影響

災害により一体どれくらいのごみが発生するのでしょうか?

関東平野北西縁断層帯地震を仮定した場合、本市の災害廃棄物発生量は1,088,210トンと見込まれています。この量は、令和4年度における市のごみ総排出量30,733トンの約35年分に相当します。

 

災害時にごみを無秩序に出してしまうと、緊急車両が通行できない、ごみの撤去作業が長期化する、悪臭等による生活衛生環境の悪化につながるなど、早期復興を妨げる大きな要因になります。

特に、「ごみがごみを呼ぶ」という言葉があるように、軽い気持ちで捨てたごみが引き金となり、その場所にたくさんのごみが廃棄されることもあります。それらが結果として、人の生死にかかわることも十分考えられるのです。

 

繰り返しになりますが、皆さんがルールを守ってごみを出すことが、迅速な処理につながり、復旧・復興への第一歩となります。

いざ災害が起きたら…

大きな災害が起きてしまった場合、日常生活で発生するごみの他に、濡れた畳や泥だらけの家具などの災害廃棄物が大量に発生します。

災害廃棄物を適切に処理するために、市では災害の種類や被害状況により、ごみの収集方法や一時的な持込場所となる「仮置場」を開設するか否か等、ごみの出し方に関する方針を決定し、次の方法等によりお知らせします。

  • 市のホームページ
  • ごみ分別アプリ
  • チラシ(避難所、公民館等で配布)

(対応の例)

避難所から発生するごみの収集に対応するため、資源ごみの収集、粗大ごみのリクエスト収集は休止とします。通常の収集対応が可能になるまでは、ご自宅での保管をお願いします。

 

やってはいけないこと

・道路にごみを出さないでください。

⇒緊急車両やごみ収集車が通れなくなります。

・普段利用しているごみ収集所に災害廃棄物を出す。

⇒生活系のごみが収集できなくなります。

・指定されていない空き地等にごみを出す。

⇒不法投棄で罰せられます。

 

災害時は誰もが大変な思いをしています。自分勝手なごみの出し方は、周りの多くの方に迷惑をかけることになるため、市から案内があるまでの間は敷地内での分別・保管にご協力をお願いします。

災害時のごみの出し方イメージ

災害時の

この記事に関するお問い合わせ先

経済環境部環境推進課環境衛生係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1172
ファックス:0495-25-1248
メールでのお問い合わせはこちら