「新採用職員に望むこと」(平成25年5月分)

更新日:2020年10月01日

5月1日になりました。今月の月いちメッセージをお送りします。
新採用職員にとっては、あっという間の1か月だったのではないかと思います。また、新しい部署に異動した職員にとっても、いろいろと慌ただしい1か月だったと思います。私は4月も半月ほど経ったところで本庁舎内を一回りしましたが、新設、あるいは移転した部、課、室もあり、レイアウトが様変わりしたフロアもありました。また、この連休には児玉総合支所の仮庁舎への引越しも行われます。さらに、自分自身の異動がなくとも、異動してきた職員と机を並べるということを考えれば、職場環境は新年度、すべての職員にとって変わるのだと思います。体調またメンタル面にも充分気をつけて、五月病にならないよう連休中は思い切ってリフレッシュしてください。
さて、先日、新採用職員の特別研修で、新人34名の前で講演を行いました。市長自らパワーポイントを使って話をするという機会は以前からありましたが、これまではどちらかというと、市の総合振興計画に基づいた政策全般についての話が主でした。今年は少し趣向を変えて、新採用職員自身から自己紹介を交え本庄市の印象や課題を語ってもらいました。続いて市長として市の地理、歴史、市民について思っていることを話し、さらに、市長の仕事の紹介、最後に新採用職員に望むことについて、という順で講演をしました。
今年の新採用職員は、地元出身者からこれまで本庄市にほとんど縁がなかった人までさまざまです。印象的だったのは市外から来た職員から、「本庄市民は挨拶をよく交わしている。」と言われたことです。これは私もうれしかったです。また本庄市の課題については、全般的な意見として、やはり市街地の衰退や、もっと地元の資源を生かして若い人を呼び込むべきというものが多かったように思います。
次に、「私自身が好きな本庄市」ということで、地理、歴史、ひとの3つの視点から話をしました。市長として本庄市の隅々まで自分の庭のように知ろうと務めていること、本庄市の歴史を細かいところまで知ることで、誇りと教訓を胸に未来を拓いていく魂を磨こうとしていること、そして市民のみなさんを自分の家族のように思っていることなどを話しました。
講演の最後に「新採用職員に望むこと」として話した内容は、1点目に、市の行政は末端行政でなく先端行政であるという意識を持ちましょう、ということです。行政は国民の安全と安心のためのもので、国民に一番身近な市町村行政は決して末端でなく、最先端であるということ。このことを日々感じつつ仕事をして欲しいと話しました。
2点目は、職場において自分が目標とする人を見つけましょう、ということです。目標になる人がいることは、自分自身の成長にも素晴らしい影響を与えます。そのためにも常に向上心を持って欲しいということを強調しました。人間の成長という点で言えば、仕事ぶりにおいて、また人間関係において、人から目標とされる人間を目指すことは、新採用職員のみならず我々一人ひとりも心掛けていきたいものです。
3点目は、市行政の仕事とは、市民が安心して安全に生活できることのお手伝いをする仕事であり、職員には人の幸せを願う人間になって欲しい、そのためにぜひみなさん自身も幸せになって欲しいと、これは職員への訓示というより、私からの祈りを込めた言葉として贈りました。
これらの私の思いを込めた言葉は、新採用職員だけでなく、本庄市職員全員に贈る言葉でもあると思い、今回の話としました。
連休明けから軽装励行期間が始まります。フレッシュな気持ちで頑張っていきましょう。

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