災害対応ヘのお礼 (令和元年11月分)

更新日:2020年10月01日

 おはようございます。11月1日になりました。本日の月いちメッセージをお送りします。
 10月は台風19号ほか大雨への対応、市内2カ所で発生した豚コレラへの対応など、みなさんには大変お疲れ様でした。本市にとっても未曾有の事態であり、多くの職員が心身ともに苦労し、また今もしていると思います。
 台風19号はその前の15号、そしてその後の大雨と相まって、東日本各地に甚大な被害をもたらしました。改めて亡くなられた方のご冥福と、被災地域の一日も早い復旧復興をお祈りします。
 本庄市においては10月12日、気象警報・土砂災害警戒情報等に基づいて、市内土砂災害警戒区域に避難指示(緊急)を発令、次いで大雨特別警報に基づいて全市に避難指示(緊急)発令という事態になりました。市が開設した避難所は10カ所、ピーク時には1500人以上の市民が避難しました。福祉避難所も一カ所開設され、グループホームが丸ごと避難しました。12日夜遅くに雨はやみましたが、利根川の警戒レベルが4に達するかも知れないという事態になり、下久保ダムの緊急放流も行われる予定と聞き、一時は藤田・仁手・旭地区をはじめとする低いところの地域に、再度警戒の防災無線を流すかという緊張した場面もありました。そしてすでにこの時には中山間地では土砂崩れ、土壌流出、市内中小河川でも氾濫が起きており、特に蛭川地区の女堀川周辺で大きな被害が、他にも堀田地区や児玉市街地で被害が発生しました。
 被害状況の全体把握には時間がかかりました。現時点でお伝えすると、大規模半壊および半壊のお宅を含む床上浸水が10件、床下浸水22件、その他ビニールハウスの冠水などによる農作物の被害、そして土砂崩れや土壌流出などにより、市の管理下にある道路や橋梁やため池について100カ所を超える損壊が発生しました。このうち14カ所については設計を必要とする規模の大きな被害です。
 そして今回の台風は、その後に数日おきに大雨が降り、自主避難所を開設し、その都度土砂災害や河川氾濫への警戒で緊張を強いられる場面が多々ありました。
 改めて、それぞれの部門で対応にあたった全ての職員のみなさんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。今回は、国や県など関係機関との連携、また消防団や各自治会長、民生児童委員の皆さまとの連携についても、早くから始めることでスムーズにいった例が多くありました。全体的にさまざまな反省点はあろうかと思いますが、なるべく早めにそれらを整理して、今後に備えて行きたいと思います。そして、復旧への対応はこれからが本番です。設計や予算査定等も含め、担当されるみなさんにはご苦労が続きます。また豚コレラについても、これは県の所管ではありますが、市としても協力し、また市民の不安の解消等に努めて行かねばなりません。引き続き担当されるみなさんにはよろしくお願いいたします。
 最後になりますが、一昨日開催された「住民同士の支えあい 地域づくりフォーラム」に少し触れたいと思います。これは、住み慣れた地域で高齢者をはじめ全ての人々が安心して暮らせる地域社会の構築を目指すためのフォーラムです。自治会の役員や民生児童委員、地域包括支援センター職員による自主的な地域の支え合い活動を、このフォーラムのなかで発表していただきました。みなさん多くの課題に直面し試行錯誤しながらも、支え合いの地域づくりのために何が必要で、自分たちで出来ることは何か、真剣に考えて下さっていることが良く分かりました。今回の台風でもお世話になりましたが、今後の市の災害対応を考える際、このような意識の高い住民のリーダーの方々と共に、さまざまな事態に備えていく、連携を密にしておくことが益々必要になると感じたところです。
 以上で今月の月いちメッセージを終わります。明日明後日の本庄まつり、こだま秋祭り、元気を出せる人には大いに元気を出していただき、地域を明るくしてまいりましょう。

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