緊急事態宣言の解除を受けて(令和2年6月分)

更新日:2020年10月01日

 おはようございます。6月1日になりました。今月の月いちメッセージをお送りします。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言は、埼玉県においても解除されて1週間となりました。
 これまでの間、全国において感染拡大防止と国民の日常を支えるため、それぞれ身を削ってこられた医療従事者はじめさまざまな職種の皆さま方に、私は心から御礼を申し上げます。そして本庄市職員のみなさんにも改めて感謝いたします。
 みなさんも家に戻ればそれぞれご家庭内の大切な一員です。外出自粛が要請される中、自分自身と家族の感染予防に努めつつ、お子さんの世話や親御さんの介護等、色々と神経を使い大変だった方も世の中には大勢おられます。人には言えないさまざまなご苦労をされた、またされている全ての方々を、ねぎらいたいと思います。
 また、今回の新型コロナウイルス禍、禍はわざわい、災禍の禍と書きますが、このウイルス禍にあっては実際に感染した方はもちろん、そのご家族も大変な苦労をされています。不安が不安を呼ぶ中で、世間においては人と人との信頼が壊れるような残念な出来事も起こりました。ここで改めて、感染症で亡くなられた皆さまのご冥福をお祈りし、合わせ未だに退院されていない皆さまの一日も早いご快復をお祈りし、そして感染症に向き合う中で、それぞれつらい目に合わざるを得なかった全ての方々にも、私はご慰労申し上げたいと思います。
 さて、緊急事態宣言は解除となりましたが、感染拡大の脅威は収まったわけではありません。これからしばらくは、私たちの社会はウイルスと、共存せざるを得ません。現時点で感染拡大は確実に抑えられているので、緊急事態宣言の時のような外出自粛を継続する必要はなくなりました。今後私たちには新しい日常とでもいうべき生活が始まります。さまざまな活動を、感染予防に努めつつ再開し、そして仮に再び感染が拡大する兆しが見えたら、また活動を自粛し収まるのを待つ。そして感染が抑えられたら、また活動再開するという、いわば状況に応じて、柔軟に、賢く活動していくことが大事です。
 政府も「新しい生活様式」なるものを打ち出しました。そこで皆さまには現時点で以下のことをお願いします。
 まず、日常生活についてのお願いです。引き続き不特定多数の人とは接触せず、距離を充分に取りましょう。その上で三つのことを守りましょう。まず、外出時には、むやみに顔をさわらないことです。さまざまなところを触った手にウイルスがつき、その手が自分の目、鼻、口に接触することで感染が発生するからです。二つ目。いつでもどこでも必ず手洗いをしましょう。石けんでウイルスは確実に破壊されます。そして三つ目。外での会合、飲食を行う場合、少人数で対面を避け、短時間で行ってください。以上の点を守り日常生活を送っていただきたくお願いします。
 続いて仕事についてのお願いです。先日私のもとにある市民の方からお手紙が届きました。「当たり前のことが当たり前にできる、こんな普通のことが、実は色々な方の働きの結果なのだと改めて考えさせられたので、市長と市職員のみなさんにお礼を申し上げたい」という内容でした。励みになりますね。職員のみなさんのお蔭で市民生活が成り立ち、また未然のトラブルが防げています。非常時にあって、非常時に対応する仕事もあれば、非常時のなかで通常の業務を遅滞なくこなす能力も市役所には求められます。蔭の力に感謝して下さる市民がおられることにうれしくなりました。
 我々は今後とも、通常業務と共に、ただいま多くのみなさんに頑張ってもらっている特別定額給付金支給事業をはじめ、さまざまな各種支援施策を推進しなければなりません。また緊急事態宣言の間に自粛していた、さまざまな業務を再開していかねばなりません。感染予防対策を取り、色々な局面を見据えながら、市民生活を支える各種通常業務をはじめ、危機管理、社会保障、産業経済、学校教育そして各種インフラ整備などについての諸施策をしっかり進めてください。そしてぜひ市民に寄り添って、コロナウイルスと共存せざるを得ない時期における、さまざまな市民の活動、たとえば地域の活性化、地域福祉、健康づくり、スポーツや生涯学習等、市と市民が元気になるための諸施策も、繰り返しますが感染拡大防止に努めつつ、知恵を集め、工夫しながら確実に、早めの実施を心がけて推進してください。よろしくお願いいたします。
 最後に申し上げます。みなさんのなかにも、自粛が解かれなじみの飲食店などに出かけたい方もいると思います。その気持ちは私も一緒です。とはいえ、感染が徹底的に抑えられるまでは、節度ある行動が特に市の職員には求められます。ですからしばらくは一つ一つのお店において少人数で、対面は避け、短時間で飲食を済ます工夫をしつつ、市内経済の循環に尽くして参りましょう。
 以上、感染予防をしっかり行いつつ、ぜひ明るく温かい社会づくりのために、ウイルスと共存せざるを得ない新しい日常を、賢く過ごして参りましょう。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。以上で月いちメッセージを終わります。

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