卒業式・入学式に参加して(平成18年5月1日号)

市内小中学校の卒業式・入学式に出席しました。巣立ってゆく最上級生を送る卒業式の感動、初々しい新入生を迎える入学式の感激を、他の来賓、教職員、保護者の皆さまと一緒に体験して参りました。
入学式はもちろんですが、特に卒業式については近年どの学校でも大変しっかりした式典になってきているようです。過去には「荒れる卒業式」が大きな問題になりましたが、特にここ数年来、背筋もしっかりと、まっすぐ前を見て、国歌と校歌を大きな声で歌い、はっきりとした返事の出来る児童生徒が確実に増えていると感じます。このことは、私と同じように各学校の式典に参加された新教育委員のみなさんと、先日懇談をした際にも話題になりました。「思春期の中学3年ともなれば、納得しないことには従いません。子どもたちがキチンと式に臨んでいるということは、やはり校長先生の指導姿勢と、教える先生方の努力のたまものでしょう」とのある委員さんからのご意見に私も同感です。
子どもたちを取り巻く環境が複雑化しているなか、各学校ともさまざまな問題や課題を抱え、先生方やPTAの方々のご苦労は並大抵のものではないと思います。であればこそ、卒業式・入学式の時に児童生徒が見せるしっかりした態度には感銘を受けます。けじめを大切にし、皆で学校を良くしてゆこうという意識が広がりつつある証拠であろうと思います。
各学校では市民の皆さまに学校開放を行っております。どうぞ開放日には地元の学校を見ていただき、頑張っている先生、児童生徒さんをぜひ応援してください。