市民プール閉鎖について(平成18年8月1日号)

更新日:2020年10月01日

昭和48年以来33年間にわたって親しまれてきた市民プール。近年老朽化がひどく、入場者数も減少しています。(平成6年9万人→平成17年2万7千人)
老朽化については、漏水(箇所が不明)や浄化タンク・ポンプの故障、場内敷石などの破損、鉄骨の腐食、ロッカーや券売機の故障などで、今後プールを安全に維持し続けるには、緊急を要する修繕費が約5,500万円、今後の維持管理費を合わせると約1億円の経費がかかるとの試算が出ました。
私としても、いずれプールは閉鎖せざるを得ないと感じていました。しかし、長らく市民に親しまれたプールです。閉鎖するにはあらかじめ皆さまにお伝えしなければならない、そこで当初は来年の夏をもって最後とし、今期のプールが終わった後、そのことを発表する予定で考えておりました。
しかし、今年開場したところ、予想以上の老朽化が進行していました。たとえば、1時間1トンもの漏水の量が1.5トンになりつつある、ポンプも修理すると、また別のものが故障するなどです。仮に来年オープンさせようとしても、不測の事態が起きるかも知れません。したがってその修繕費は未知数であり、多額になった場合財政状況から言ってあきらめざるを得ないことも予想されます。そこで来年の開場にかけるより、現時点で、今期をもって閉鎖ということを決断し、議会に報告し、市民の皆さまにお伝えすることになった次第です。突然の発表に驚かれた方もいらっしゃると思いますが、なにとぞご理解をいただきたくお願いいたします。
私自身、市民に長い間親しまれた施設を閉鎖せざるを得ないのは本当に残念です。今後の跡地利用については、財政状況をふまえつつ、皆さまのご意見をいただきながら考えていきますのでよろしくお願いします。なお、さよならイベントでいくつかの企画も用意しました。思い出の市民プール、最後にぜひお出かけください。

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