各地の納涼祭に参加して(平成19年9月1日号)

更新日:2020年10月01日

夕暮れ時にちょうちんが灯り、浴衣姿の老若男女がそぞろ歩くなか、やぐらの上の太鼓の響きが聞こえはじめる…、ふと幼いころを思い出す懐かしい光景…。
8月中は市内各地域の納涼祭にお招きいただきました。人口の多い市街地の納涼大会もあれば、山あいの小さな集落の盆踊りまで、各地のバラエティーに富んだ夏のお祭りに参加させていただきました。
かつてはどの村どの町内でも行われていた納涼祭も、地域の結びつきの希薄化によって、一度はすたれた歴史があります。しかし最近、ふたたび共同体、コミュニティの意義を見直そうという動きが広がってきました。そして各地で納涼祭が復活また充実しはじめています。
15年ぶりにお祭りを復活させた地域。昨年から花火で子どもたちを喜ばせている地域。保育園児の太鼓で盛り上がる地域。小さな山里でどうしてこんなに盛り上がるのか不思議なくらい賑わう地域。老人会が子ども会に踊りを教える地域など、内容も多種多彩です。
民踊団体のみなさんも各地で大活躍です。また若手の男性が積極的に盆踊りに参加する地域も増えてきました。とかく男性はシャイで参加したがらない、そこで毎年順番で男の踊り手を決めて盛り上げる工夫をしたり、あるいは地元の青年団体が2週間も先生に習って当日やぐらの上で踊りまくる地域もあります。老若男女問わず踊りに参加する地域は盛り上がり方が違います。
このような納涼祭を企画・実施している自治会や各種団体のみなさんには頭が下がります。炎天下の中、準備や後片付けも大変です。こういった陰の力があってこそ住民のみなさんの笑顔、そしてふれあいの輪が広がり、それが地域社会を支え、安全・安心の本庄市を創る原動力になっていると感じます。関係者のご尽力に、市長として心から敬意と感謝を申し上げる次第です。

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