「つみっこ」を本庄の名物に(平成19年11月1日号)

更新日:2020年10月01日

「つみっこ」とは「すいとん」のことです。古くからこの地域では、忙しい農家において手間のかからない料理として食されていました。「つみっこ」という名は、小麦をちぎって汁に落とすさまが、桑を摘むしぐさに似ていることから付けられたのかも知れません。養蚕地帯ならではの呼び方だと感じます。代用食のイメージが強い「すいとん」では名物にはなりませんが、「つみっこ」というかわいい名前で本庄周辺の良質の小麦や豊富な野菜類を具材に使い創意工夫をすれば、郷土を代表する料理として世に広めることができると思います。実はこれ、初めての試みではなく、以前から市内の催し物でつみっこがふるまわれたり、これを名物にしようという動き(郷土料理の「味の伝承士」さんの取り組みや、青年会議所有志による「保己一ちゃんこ」など)があったり、もともとつみっこをメニューに置く食堂もあったりなど、気運は脈々としてありました。
市では商工・農業団体の皆さま方と共に、今後つみっこのPRを行っていきます。この度「のぼり旗」が職員のアイデアで出来ました。つみっこがメニューにある、もしくは加えてくださる27軒のお店に配付し、今後のPRをお願いしました。市民の皆さまもぜひ出かけてください。各種団体によるつみっこのPRも始まりました。10月13日にはあさひ多目的研修センターで、農業女性の「みのりの会」の皆さまにより、11月3日の本庄まつりで振る舞われるつみっこの試食会が行われました。また、10月14日の児玉商工まつりでは、商工会女性部の皆さまがつみっこを出してくださいました。どちらも非常に美味(おい)しかったです。
つみっこは溶いた小麦粉にさまざまな味付けもできますし、スープも具材も色々あってよく、さまざまなバリエーションができる料理だと思います。皆さまもご家庭でぜひオリジナルのつみっこ作りに挑戦されてはいかがでしょうか。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら