みんなで見守ろう 地域の子どもたち(平成20年5月1日号)

更新日:2020年10月01日

赤や黒のランドセルを背負った地域の子供達が白いヘルメットを被り通学している写真

「安全・安心のまち 本庄」の実現に向けて、4月から児玉地域にも防災無線の放送が始まりました。学校始業日の8日、以後毎週月曜日と木曜日、午後2 時30分から、児童生徒の下校時間に合わせて「事件・事故から子どもたちを守るため、今週も地域での見守りをお願いします」とのメッセージを本庄市全地域で放送しています。
この「見守りのお願い放送」は、平成18年5月から平成19年2月15日までの間、本庄地域において学校のある日には毎日放送していました。全国的に子どもが巻き込まれる悲惨な事件が相次ぎ、また、市の犯罪発生率も高かったことが、この放送を始めたきっかけです。放送を始めてから、自治会やPTAによる見守りのパトロールに加えて、多くの市民が自宅の前であるいは道端で、子どもたちに温かく声をかけてくださるようになりました。その後、犯罪の発生件数は激減し、また、「子どもと顔見知りになった」などという声も聞かれ、結果として防犯のみならず、地域の住民同士の結びつきにも大きな効果がありました。
一方で、病気や夜勤明けの方、また赤ちゃんがいる家庭からは、「非常時ならともかく定時の防災無線の音は苦痛に感じる」とのご意見もたびたび寄せられていました。そこで、行政としても一時休止とし、市民の意見を聞きつつ、今後の対応を検討することにいたしました。
その後、「市長への手紙」や「市長との対話集会」において、多くの市民の皆さまから「復活してほしい」というご意見をいただきました。市では復活を望む声が大きいことと、一方、苦情を訴えられていた方々にも配慮が必要と考え、十分に検討を重ねた結果、児玉地域での防災無線放送開始に合わせて再開し、週2回の放送としたところです。
今後とも子どもたちの見守りに、地域の皆さまの温かいご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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