あたたかいホスピタリティ(おもてなしの心)(平成20年6月1日号)

更新日:2020年10月01日

学生に炊き出しのおもてなしをしている本庄市民の写真

「本庄~早稲田100キロハイク」をご存じですか。
毎年5月に、本庄市から早稲田大学本部までの100キロメートルを一昼夜をかけて歩く、早大生の恒例行事です。始まったのは昭和38年。今年で46回目を迎えた伝統あるイベントです。
半世紀近くにもなる本庄市と早稲田大学の歴史には、実にさまざまなことがありました。当初予定されていた学部移転の凍結。その後のセミナーハウス、高等学院の開設。そして、近年の環境・エネルギー、情報・映像の大学院やさまざまな施設の進出。また、本庄早稲田駅建設への大学からの多額の寄附、さらに包括協定の締結等。このような激動の時代を背景に、100キロハイクは早稲田精神昂揚会という学生サークルの主催により地道に続けられてきました。
近年、このイベントは非常に盛大になりました。聞くところによると、1,000人の参加者は抽選で選ばれるそうです。そして、学生のエネルギー発散の場として、奇抜な仮装をした参加者が数多く登場するようになりました。今や早大3大イベントの一つにまで数えられています。
現在、この100キロハイクには、多くの地元の方々が協力してくださっています。アピタさんは駐車場を出発式の会場に貸してくださり、雨でも濡ぬれないので非常に感謝されています。また、数年前より市民の有志の方々が「せっかく学生さんが朝本庄まで来て、これから歩くのにおもてなしもできないようじゃ、“人情のまち本庄"の名がすたる」とのことで立ち上がりました。毎年寄附を集め、豚汁やおにぎり、シチューやカレー、そして本庄名物「つみっこ」を手作りで出してくださっています。今年も参加した学生の中から「みなさんの温かさに感激しました」との言葉を数多くいただきました。
年々進化し続ける100キロハイク。これからの展開が楽しみです。そして多くの市民有志の温かいホスピタリティに心から敬意を表したいと思います。

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