全国に誇れる本庄の農業(平成22年4月1日号)

更新日:2020年10月01日

トマトが入った箱を持っている市長と賞状を手に持った本庄の農業の方2名の写真

3月5日、都内で「第49回全国青年農業者会議」が開かれました。毎年この会議では、全国各地の青年農業者による優れた農業経営のプロジェクト発表が行われています。このプロジェクト発表に参加できるのは、前年の都道府県大会で最優秀賞(知事賞)となり、さらに関東・東北など全国8つの各ブロック大会において1位か2位を獲得した個人あるいは団体です。いわば、全国の青年農業者の中で優れた経営に取り組んでいる事例の発表大会といえるでしょう。
今回、このプロジェクト発表において、仁手の海沢和弥さんが、「逆境に強いトマト経営を目指して」という題で、関東ブロック代表として参加し、見事全国第2位の賞である「農林水産省経営局長賞」を受賞しました。市内の青年農業者がこれまで全国会議に参加した例はありますが、全国第2位となったのは初めてです。
その内容は、トマトのハウス栽培における害虫の駆除に関する工夫と原油高騰の際にビニールハウスの暖房費を節約するため独自の温度調節の方法を考案し、コストを抑えておいしいトマト作りに成功、さらにこの方法を周辺の農家と共に実施し、広く地域のトマト栽培の経営に役立てることができたというものでした。
私も当日、会場で全国を代表する青年農業者の発表を聞かせていただきました。いずれも素晴らしいものでしたが、その中でも海沢さんの発表は、その工夫への真摯(しんし)な姿勢が特に評価されたものと感じました。
なお、海沢さんに続いて、下野堂の塩原卓哉さんが、本年度の「埼玉県青年農業者研究大会」のプロジェクト発表に「オレ流の鉢花生産を目指して!」という題で参加し、見事最優秀賞(知事賞)を獲得しました。本庄の青年農業者が2年続けて知事賞を受賞するのも初めてです。この素晴らしい成果は、同じように頑張っている青年農業者にとって励みになることはもちろん、本庄市の農業が全国に誇れるものであることの何よりの証と言えるでしょう。

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