まちを元気にさせる「外」の目(平成22年5月1日号)

更新日:2020年10月01日

桜が満開に咲いた河川敷の写真

今年も、市内各地ですばらしい桜が咲きました。若泉公園、こだま千本桜はもとより、古くからの名所である城山稲荷神社、雉岡城跡公園、間瀬湖。その他にも市内各地の寺社の境内や、大きな農家の庭先にも立派な桜が咲きました。また、畑の中や山の木立に囲まれる中で、人知れず凛(りん)として咲く桜も見事でした。街なかでは、自分の家の桜をライトアップして、道行く人の目を楽しませてくださるお宅もありました。
3月24日、全国の桜の植樹や愛護運動を推進している財団法人日本さくらの会から、市内の2団体が「さくら功労者」として表彰を受けました。仁手地区で備前堀沿いに桜を植えて育てている「備前堀桜の会」と、児玉地区でこだま千本桜の育成管理に努めている「児玉町大久保青年会」です。1つの自治体で2つの団体が同時に表彰されるのは珍しいそうです。これも皆さまが一生懸命地域おこしに頑張っている証だと思います。
地域も人間も、「外」からの目や評価があることで、より美しく、より元気に、より良い存在になれるのでしょう。内だけに閉じこもっていては、自分についての客観的な評価は分かりません。外の目や評価を受けることで、自分がどう思われているか、どこが長所でどこが短所か、どうすればより良くなれるかを学ぶことができると思います。
もちろん、外の目や評価を気にするあまり、それに振り回されて「自分らしさ」を無くすようでは本末転倒です。外の目や評価は、自らをさらに良くするための鏡とすべきでしょう。
私は、本庄市のまちづくりの5つのキーワードの1つとして「全国に知られるまちづくり」を提唱しております。本庄の美しい自然や、伝統、文化、まちづくりの営みをもっと外に広め、外からの目や評価を受けることで、自分たちを客観的に省み、長所を伸ばし短所を改め、ひいては本庄市の活性化につなげられるものと考えております。

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