夏のお祭りに思う(平成24年8月1日号)

更新日:2020年10月01日

こだま夏まつりで獅子舞の衣装を着た3人が神社の境内で踊っている写真

7月14日、15日に本庄祇園まつりが、7月15日にこだま夏まつりが盛大に開催されました。
本庄祇園まつりのルーツのひとつでもある台町獅子舞(県指定無形民俗文化財)の八坂神社(本庄3丁目)への奉納が寛文三年(西暦1663年)以来、今年で350回を迎えました。台町自治会と獅子舞保存会では、これを記念して本年9月29日、京都の八坂神社本社にその勇壮な舞を奉納する予定です。
各町内や団体のみこしの渡御も、昨年は東日本大震災の影響で時間短縮となりましたが、今年は例年どおりそれぞれ盛大に行われました。
こだま夏まつりは、かつてはみこし同士のぶつかり合いでけが人が出るほど荒々しいものだったそうですが、近年「連合青年会」が結成され、いわゆる「ケンカみこし」も、みこしのトンボ同士を組み合わせ、二基又は三基のみこしを高々と持ち上げる独特の「型」が出来上がり、大変勇壮かつ芸術的なものとなっています。  本庄祇園まつりの大人みこしは自治会と団体のものがあり、今年は二回に分けて市民プラザ跡地のまつり広場に集結しました。みこしの豪華さ、担ぎ手の数の多さ、そしてその気迫にいつも圧倒されます。また、本庄市子ども会育成会連合会による「みこしパレード」にも、多くの子どもみこしが元気に参加していました。
また、みこしの祭りに花を添えているのが、本庄では本庄鳶職組合のみなさんによる梯子乗り、児玉ではだんべえ踊りのみなさんです。それぞれ見物客から盛んな拍手を送られていました。
お祭りの原点は、「祈り」と、祈りの表し方の「工夫」と、それによる人々の「縁・絆の確認」であると思います。そしてお祭りは、関わるすべての人々の信頼関係と協力の上に成り立つものです。お祭りが終わり、携わった人々がお互いをねぎらい合う姿も、また感動的なものがあります。
8月は市内各地で納涼祭があります。ぜひ大いに盛り上げ、地域の縁と絆を深めていただきたいと思います。

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