国道17号本庄道路の早期実現に向けて(平成30年8月1日号)

更新日:2020年10月01日

 「17号バイパス」と一般的に呼ばれている国道17号本庄道路の整備については、多くの市民の皆さまから関心が寄せられているところです。これは国道17号深谷バイパスの西側終点の手前、深谷市岡から、本庄市、上里町を経由して高崎市新町までの13.1キロメートルに、現在の国道17号と並行したバイパス道路を建設する事業で、国の幹線道路整備にとっても長年の課題です。
 埼玉県内の国道17号においてバイパスが無いのはこの区間だけであり、慢性的な渋滞の発生により地域の経済、交通安全、緊急時の輸送などに多大なる損失を与えていることはご存じの通りです。バイパスの早期実現を訴える市民の皆さまの声は大きく、これまで市では市議会と一体となり、近隣の深谷市、上里町、高崎市と共に、国・県に対し地元にとっても最重要課題であるとして、早期の実現をめざし強く要請してまいりました。
 近年、国会議員、県議会議員はじめ多くの関係者のご尽力により、昨年度15億6,300万円、今年度は23億7,500万円と、本事業に対する国の予算も増えてまいりました。現在、事業主体である国の大宮国道事務所では、県、市町の協力のもと、本路線の国道462号から神流川橋終点までの7.0キロメートルを「事業区間」として用地交渉と工事を進めております。
 具体的には、平成25年から始まった神流川橋の下部工(橋脚)部分の工事がこのほど終わり、今後は上部工の工事に着手し、新しい橋の完成を目指します。また
国道462号から西の区間については、すでに県道沼和田杉山線までの間で7割の用地買収が進んでおり、本年度からは沼和田杉山線から神流川橋までについても
用地買収が始まります。これで事業区間全線の用地買収が進み、その後いよいよ道路の着工となります。
 さらに、現在まだ事業区間になっていない国道462号から東の6.1キロメートルについても、西側の事業区間での進展が図られる中で、こちらも早期の事業着手がなされるよう、引き続き国に要請をしてまいります。
 旧本庄市議会において早期実現を目指す特別委員会が結成されてから26年、国土交通大臣より都市計画決定を受けてから9年、過去から本事業はさまざまな紆余曲折を経つつも、多くの皆さまのご尽力によりここまで進んでまいりました。早期の実現を目指し今後とも市を挙げて努めてまいりますので、市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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