台風19号への対応について(令和元年11月1日号)

更新日:2020年10月01日

 東日本一帯に甚大な被害をもたらした台風19号。この原稿を書いている10月17日現在、全国で死者77名、行方不明者9名と報道されています。改めて犠牲になられた皆さまのご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
 本庄市においては床上浸水10軒、床下浸水12軒、その他農地への浸水、土砂崩れや道路の陥没などで県道が1か所、市道も25か所で通行止(うち橋梁8か所)となっています(いずれも上記同様17日時点)。
 特に家屋の浸水被害を受けたお宅の中には、片付けもままならない状態の方々もおられます。市ではお見舞金の支給や防疫についての情報提供、社会福祉協議会ではボランティア登録者への活動要請やお困りの方向けのサイト開設も始めます。改めて被害にあわれた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
 今回の台風では本庄市にとって将来への教訓となる事態がいくつか起きました。
 10月12日には土砂災害警戒区域をはじめ、市内全域に対し気象庁から「大雨特別警報」が初めて発令されました。これによって前日11日から開設していた避難所を増設し、ピーク時には全10か所の避難所に合わせて1,500人を超える方々を受け入れるという、これも初めての事態となりました。
 また、利根川が増水し、氾濫の危険に向けて警戒すべき「レベル4」の段階まで水位が上がり、中小河川の氾濫を心配していた市の災害対策本部には更なる衝撃が走りました。利根川はその後も下流の方で氾濫が心配される事態となり、改めて「利根川は大丈夫」は安全神話でしかないことを思い知らされました。
 さらに台風の後も土砂災害の危険性が残っているなど、この先まだ何が起こるか分からない状況です。
 今後も災害は我々を襲って来ます。規模が大きくなればなるほど、行政のきめ細かい対応は難しくなります。真に必要なところに公助の手が届くためにも、市民の自助そして共助の体制づくりがますます求められて来ます。皆さまのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。共に備えてまいりましょう。

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