総検校塙保己一先生没後200回忌(令和2年10月1日号)

更新日:2020年10月01日

郷土の偉人にして日本の歴史文化伝承の恩人である塙保己一先生―。本年9月12日は没後199年、つまり200回忌の命日でした。総検校塙保己一先生遺徳顕彰会では、児玉町保木野の墓所で200回忌の墓前祭と、あわせて児玉文化会館セルディで遺徳顕彰祭を開催しました。
200回忌の墓前祭は、仏式の法要と神式の祭典を合わせた神仏習合の形式で執り行われました。これは平成12年まで旧児玉町が毎年9月12日の墓前祭で実施してきた形式を、200回忌の節目の本年、踏襲したものです。
神式の祭主は武蔵二ノ宮金鑽神社の金鑽宮司に、そして仏式の導師は塙先生菩提寺である実相寺の落合住職に、それぞれお勤めいただき、地元保木野の御霊稲荷神社の鈴木宮司、龍清寺の高木住職にもそれぞれご出仕いただきました。
なお、新型コロナウイルス感染予防のため、参列者は遺徳顕彰会の役員ほか先生のご子孫ご親族に限らせていただきました。墓前祭は神式の祭典から始まり、参列者の玉串奉奠ののち仏式の法要となり、焼香の際には先生が生涯読誦された般若心経を全員で唱えました。落合住職には法名「和學院殿前總検校心眼智光大居士」が彫られたお位牌をご持参し
お飾りくださり、また金鑽宮司には祝詞奏上の際にコロナ禍退散をあわせてお祈りくださいました。
当日天候は不順でしたが、開式の際には雨もやみ、また全員の焼香が終わった時点でサッと一陣のにわか雨が降り、保己一先生が我々に応えてくださっているようでした。午後にはセルディで遺徳顕彰祭が開催されましたが、コロナ禍のなかにもかかわらず、温故学会齊藤理事長はじめご来賓と多くの市民の皆さまが献花に訪れてくださいました。また、刊行された200回忌記念誌「総検校塙保己一先生の顕彰活動のあゆみ」を参列者に配布することが出来ました。種村、根岸両部会長はじめ関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。
来年は没後200周年。市と遺徳顕彰会では更なる顕彰事業を進めてまいりますので、市民の皆さまにはご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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