新型コロナウイルスの「いま」(令和2年12月1日号)

更新日:2020年12月01日

本年も残すところ1か月となりました。令和2年が始まったとき、この1年がコロナ禍のなかで終わることを誰が予想したでしょうか。
毎朝新聞を読んでいる方は、埼玉県内の累計感染者の各市町村別のグラフを一喜一憂しながらご覧になっているのではないでしょうか。しかしあの数字はあくまで感染が確認された方の「累計」で、その時点で現に感染している方の人数を示すものではありません。
県では毎月の終わりに、これまで感染が確認された方の追跡調査の結果を保健所を通じて各市町村に発表しています。これによるとこの原稿を書いている11月13日現在の本庄市の累計感染者は55人。では55人の状態はというと、入院や療養終了が55人で、実際に感染して入院や治療にあたっている方は0人(10月31日時点の調査で、それ以降も発生していない)となっております。
新型コロナウイルスについては、研究が進むとともにさまざまなこともわかってきました。一般的にお子さんが重症化する例はなく、持病をお持ちの方や高齢者の方は重症化するリスクが高いということ。また、感染している人が他の人に感染させる割合は2割以下で、さらに感染させてしまう期間はその人の発症2日前から発症後7~10日間程度とされていますので、そこを避ければ感染リスクは非常に下がるということ。したがって外での会合などは2週間程度の間隔をあけ、お互いの健康をチェックしながら行うと良い、などという意見も出ています。
そして、これまでは「密閉」「密集」「密接」という、いわゆる3つの密を避けることが提唱されてきましたが、現在は「5つの場面」に気を付けて、ということも提唱されています。それは「飲食をともなう懇親会等」「大人数や長時間に及ぶ飲食」「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」です。
この文章が皆さまのお目にふれる12月初旬、本庄市での感染拡大が再び起きていないことを祈りつつ、年末年始、5つの場面に気を付けつつ、寒くても換気を心がけ、引き続き手洗いとマスク着用を励行し、インフルエンザにも注意しながら過ごしてまいりましょう。

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