デマンドタクシー制度について(平成29年6月21日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 昨今の高齢者の交通事故多発にかんがみ、自家用車の廃車、免許証の返納、有効期限後の更新はしないといった人々が目立ってきているのが実情です。このこと自体は高齢者事故の減少という観点からは有効と思われますが、問題はこの後です。車に乗れなくなった高齢者はこれからが大変です。病院に行くにも、買い物に行くにも、その他友人との会食等にも足がありません。はにぽん号等の運行もありますが、いちいち予約をしなくてはならず、すぐの間には合いません。

 そこで私の提案ですが、東松山市の「デマンドタクシー」並びに白岡市の「定額制タクシーの利用回数券贈呈」のような取り組みを本庄市でもぜひ導入していただきたく思います。東松山の例のごとく、デマンドタクシー制度の導入等は高齢者にとり福音となると思われます。これ以外にも知恵をしぼることにより、移動手段を失った高齢者を少しでも思いやる仕組みを作れば、今よりもっと住みやすい世の中になると思われます。

回答

 近年、新聞やテレビのニュースにおいて残念なことに高齢者の運転する車が関係する事故の報道を頻繁に見聞きするようになりました。このような状況下、運転免許証を返納される方に対する移動手段として、公共交通の果たす役割は大きくなっていると認識しております。

 さて、本市では、高齢者の皆さまをはじめ、いわゆる交通弱者といわれる方々の交通手段の確保として、生活バス路線の運行やデマンド方式による「はにぽん号」「もといずみ号」、本庄駅から本庄早稲田駅間の「はにぽんシャトル」を運行しております。このうち、デマンド方式による「はにぽん号」「もといずみ号」の運行につきましては、●●様もご承知のとおり、利用の際の予約が必要となっております。予約につきましては、専用予約センターを設けており、予約センターの休業日を除き、利用日の1週間前から利用当日まで予約が可能となっております。この予約によって乗車が確約され、ご利用希望日には安心して乗車していただけるものです。

 また、乗車希望の当日に早急に予約する場合ですが、まず予約の状況を予約センターにお問い合わせいただきます。その時々の予約・運行状況にもよりますが、希望の時間に他のご利用者による乗車予約が入っていない場合はご利用が可能です。また、希望する時間に既に乗車予約が入っている場合は予約の入っていない別の時間のご案内により、当日でも乗車が可能となっております。定期運行など予約が不要の路線バスの形態と違い、デマンド方式の予約は「いつ」、「どこに」車両を配車するかを知らせるための手続きでありますので、ご理解いただきますようお願いします。

 今回、東松山市や白岡市において導入・運行されているデマンドタクシーについてご提案をいただきました。このような他自治体で運行されているデマンドタクシーについては、利用方法や利用できる方、登録方法、利用料金、利用時間、乗降場所、乗り合いの有無など運行ルールや運行形態がさまざまですので、既に導入・運行している自治体への聞き取り調査や情報収集など、あらゆる方面からより良い公共交通の在り方を研究してまいりたいと考えております。

 今後も高齢者の皆さまをはじめ、ご利用いただく皆さまにとりまして、利用しやすい公共交通を目指し、国・県・交通運行事業者・自治会代表者・利用者団体等の方々で構成される本庄市交通政策協議会の場などでのご意見もいただきながら、常に検証と改善を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(平成29年6月21日回答)

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