児玉総合支所別館の耐震補強工事について(平成30年2月26日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 私の認識ではアスピアこだまを新設するときに別館の役割も吸収するものと思っておりました。したがって、近いうちに壊し更地にして民間に売却、もしくはアスピアこだまの第2駐車場として活用するものと思っていました。
 しかし現在、耐震補強工事をしておりますがどのような経緯でこのようなことになったのでしょうか。

  1. 市民への広報はいつ行われたのか?
  2. 議会での審議は?
  3. 議決は全会派の賛成か?反対した会派は?
  4. 予算は?
  5. 用途は?
  6. 市民のメリットは?

など経緯を教えてください。

回答

 まず市民への広報はいつ行われたか、についてご説明いたします。この児玉総合支所第二庁舎を含め、本市の保有する公共施設等について、今後の老朽化に伴い大規模な改修や更新(建替)が必要となることから、財政負担の縮減や施設の安全性の確保に向け、公共施設等に関する基本的な考え方や全体目標、取組等について定める「本庄市公共施設再配置計画」を平成26年度に策定しました。

 この計画の策定時において、市民との情報共有ならびに合意形成を図るため、市議会や自治会連合会など全18団体21名の委員で構成される「公共施設再配置・複合施設機能検討懇談会」を設置し、さまざまな視点からのご意見をいただきました。また、市民意見を幅広く把握するために市民アンケートの実施やワークショップの開催、パブリックコメントを実施させていただいたところです。

 児玉総合支所第二庁舎には、水道課監視室があり、この設備の移設には多額の事業費が必要となることも踏まえ、この計画の中で「耐震性能が未確認の児玉総合支所第二庁舎について、耐震診断による安全確認を行い、維持管理を継続する。」としています。

 次に、市議会での審議状況でございますが、耐震診断業務委託(平成27年度)、耐震設計業務委託(平成28年度)、耐震設補強工事(平成29年度)のそれぞれの予算案につきましてご審議いただき可決いただいております。

 事業費につきましては、平成27年度は、耐震診断業務委託料3,351,240円、平成28年度は、耐震設計業務委託料3,526,200円、平成29年度は予算額となりますが、耐震補強工事費149,040,000円、耐震設補強工事監理業務委託料4,968,000円となっております。

 なお、財源につきましては国の制度を有効に活用し、普通地方交付税として、約9,000万円の歳入を見込んでおります。

 次に、耐震補強工事完成後の用途に係る検討については、再配置計画に基づき、施設の統廃合を図り、既存施設の効率的な維持管理・運営と効果的な活用を進めるために市関係部局で検討を重ね、以下の用途となりました。

 1階につきましては、先ほどご説明いたしました「水道課児玉監視室(36平方メートル)」として継続して使用し、その他の部分につきましては、「夏祭り、秋祭り、こだま千本桜まつりの際に使用する案内看板、道路整備のための機械・器具類、有害鳥獣駆除の備品類、消防団の備品、防災訓練の備品類、選挙事務用品等を収納する倉庫(119平方メートル)」として使用するとともに、新たに「埋蔵文化財の発掘等に使用するための機材の保管庫(188平方メートル)」とします。2階につきましては、新たに「文化財整理室(264平方メートル)及び文化財展示室(49平方メートル)」として活用し、現在、北泉、蛭川、児玉地内の3箇所の文化財整理室において出土文化財の整理作業を行っておりますが、これらを集約することにより作業効率の向上と経費の縮減が図られます。3階につきましては、新たに「防災倉庫(182平方メートル)」としての活用をいたします。このことにより、食料や寝具等の備蓄がさらに充実し、災害時の市民の皆さまの安心・安全につながるものと思っております。

 ご質問いただきました、児玉総合支所第二庁舎の耐震補強工事は、施設の統廃合と既存施設の有効活用を考慮した再配置計画に基づき実施したもので、将来の財政負担の縮減につながるものと思っております

 (平成30年2月26日回答)

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