児玉総合支所西側排水路の整備について(平成30年3月16日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 ここ数年の異常気象により、熊本・大分など多くの地域で洪水が発生し、多くの住宅が流され、浸水に遭われております。安心・安全を標榜される市長におかれましてもそれ相当の対応が必要であると痛感されておられるのではないでしょうか。私もその一人であります。九州北部豪雨のような線状降水帯による大量の雨水が本庄市にも降ったらと思うとその被害の大きさに身震いする次第です。一刻も早く対応を検討すべきと思います。

 児玉総合支所西側には児玉町内に降った雨水が流れ込む排水路があり、台風などの集中豪雨のたびに溢れ、2011年9月3日の台風では床上浸水したところもあります。この件は排水路の西側側面の排水路より低い住宅立地側を1メートルほどかさ上げしていただき、その後、現在まで洪水は起きていません。しかし2つの排水路が合流するこの構造はこのままでは大量の雨水に耐えられません。また洪水が起き、床上浸水は免れず、もっと根本的な対策が必要です。この排水路は児玉町中心街の雨水を一手に引き受けて女掘川へ誘導する重要な排水路で道路でいえば幹線道路であります。

 そこで改めて以下の対策案を提案いたします。

  1. 二つの排水路が合流する排水路をその水量(雨量)を十分に呑み込めるよう排水路を改修(幅の拡張)する
  2. 二つの排水路のうち、雨量の多い排水路を迂回させる
  3. 児玉総合支所別館の駐車場の地下に遊水池を作り、排水路で溢れた雨水を取り入れて洪水を防ぐ
  4. 数件あります住宅を他に移設し、遊水池とする

 治水対策は市行政の重要課題であります。どうかこの排水路の洪水対策もそのひとつとご認識下さり、ご検討くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

回答

 ご指摘の水路は、環状線の南側から新町などを通り、児玉中学校や児玉高校の敷地を通りまして女堀川に至る水路であるため、雨水が流れ込むエリアの面積が大変広く、水路を流れる雨水の量も多くなっております。また、水路同士が合流している箇所やほぼ直角に曲がっている箇所などの流れが悪い箇所があり、台風やゲリラ豪雨などの大雨時には、冠水が発生しやすい状況です。このため、本市では水路の下流域であります八幡山地内において、構造や断面及び勾配などを見直し、大きな断面のコンクリート製の水路への改修や水の流れを分散させるなどの対策を実施しています。今後はそれよりも上流域においても、雨水排水の問題解決に向けた整備について、ご提案も参考にさせていただきつつさまざまな検討を行ってまいりたいと考えております。

 また、抜本的な対策としましては、児玉地域の市街地全体の雨水を計画的に排出するため、下水道施設の整備を行うことになりますが、そのためには雨水放流地点の八幡山地区まで女堀川の改修が完了することが必要です。このため、女堀川の改修が早期に完成となるよう埼玉県に引き続き要望してまいります。

 本市といたしましては、地域の皆さまが安心して安全に暮らせるよう雨水対策を計画的に行ってまいりたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。(平成30年3月16日)

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