八高線について(平成28年8月23日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 私は3年前に当地(本庄市児玉町)に転居してまいりました。当初は全く何も分からず手探りの状態で過ごしてまいりましたが、3年も経つと方向感覚も身につき、だいたいの感であちこちに行く事が出来る様になりました。「そんな田舎に引っ越して生活しにくいのでは」と言われ、1年目は何も分からなかったので確かに「おっしゃるとおり」と思いました。しかし今では何ら不便を感じておりません。それ以上に落ち着いた生活ができております。慣れてくると意外なところに目が行くものでそこを主題でお話しいたします。

 まずは八高線の利用(観光・仕事・通勤)がもっと便利にならないか?

 高崎線には新宿湘南ラインとか上野湘南ラインが有り首都圏に行く事は大変便利になっております。しかしこの路線は長距離のために途中で何かがあれば直通のラインはすぐに不通となります。途中駅で乗り換える事が出来れば有り難いのですが止まった場所の問題で、どこで止まったかが重要です。(線路、架線、変電所、駅構内、人身等いろいろ有ります)

 そこで八高線を全線電化して八王子と高崎を結ぶ。それほど本数は無くとも構わないと考えます。直通運転にすることが重要と考えます。新宿湘南ライン、上野湘南ラインが止まった場合に八高線を経由して首都圏に入ることも可能かと思います。将来、あまり起こっては欲しくないのですが東京直下型地震が起きた場合は当然首都圏の交通は麻痺してしまいます。このためにもう一本のルートを今から確保しておくことが重要ではないかと考えます。

 これはJRを巻き込んで計画しないととても実現はできないものと思います。また本庄市だけで解決はできないと思います。周辺の市町村を巻き込んでJRを動かす必要があるでしょう。

 私は本庄市に引っ越してきて初めて高崎線が止まったときの不便さが分かりました。ぜひ一考をお願いいたします。

回答

 市民の重要な交通機関である高崎線の度重なる遅延・運休につきましては、原因はともあれ本市としても非常に憂慮しているところでございます。地震や台風等の自然災害の規模によっては、たちまち首都圏を結ぶ交通網が麻痺する可能性もあり、バックアップ機能として複数の手段を備えておくことは重要との考えでおります。

 現在の鉄道路線網にあって、高崎線の不通が発生した場合に首都圏に入る手段のひとつに上越新幹線が想定できます。また、ご提案のとおり八高線経由については、八高線寄居駅から東武東上線に乗り換えて池袋駅に、あるいは八高線高麗川駅から川越線に乗り換えて高崎線大宮駅に着くなどの経路がありますので、有効なものであると考えます。

 八高線には、高麗川駅を境に電化部分と非電化部分が存在しておりますので、全線電化による直通運転による利便性の向上に向けて、本市を含む八高線沿線の17市町により「八高線電車化促進期成同盟会」を組織し、現在、八高線の複線、電車化を促進し沿線地域の経済開発を図り関係住民の福利の増進に寄与することの目的を果たすべく国会、関係官庁、東日本旅客鉄道株式会社等に対し陳情・請願を行っております。しかしながら今後の社会情勢の推移を鑑みますと、実現までには色々と困難も予想されるところです。

 今後も、同盟会を通じ関係各所に積極的な陳情・請願を継続的に行い、市民の皆さまにより便利にご利用いただける八高線となることを目指してまいりますので、ご理解ご協力を賜りますようお願いいたします。

(平成28年8月23日回答)

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