消防署の移転について(平成28年10月25日回答)

更新日:2020年10月01日

意見・提言

 消防署の移転について、先日回覧板にて、取得用地の地図のみ挟んでありました。近隣の住民には説明会を開催したのですか?ただでさえ裏に国道462号線が通り、国道17号のバイパスも計画されてうるさくなるのに消防署も移転してくるとは…生活環境が一変し、我慢の限界を超えると思います。

 17号バイパスの騒音に関して、平成20年8月29日付で環境省のアセスメント(下記文章)が出ていますが、消防署は近隣住民に対しての騒音対策等の配慮はあるのですか?

 一般国道17号本庄道路に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見  

1 道路交通騒音について

 (1)計画道路は本庄市沼和田で国道 462 号と交差する予定であるが、国道 462 号の交通量が増加し、交差部の騒音レベルが環境基準値を超過する予測となっている。そのため、当該地点における供用後の騒音の状況を把握し、国道 462 号の道路管理者と協議し適切な環境保全措置を講ずるよう協力を求めるとともに、必要に応じて、計画道路においてもさらなる環境保全措置について検討し、追加的な措置を講じること。以下略

 また、市のハザードマップを見ると利根川決壊で1メートル浸水する土地を選んで消防署を建設するのはなぜですか?

 説明をお願いします。

回答

 消防署移転により、生活環境の変化をご心配されるお気持ち、お察し申し上げます。

 児玉郡市広域消防本部は本庄市、美里町、神川町及び上里町により構成される児玉郡市広域市町村圏組合として共同運用していますが、私は児玉郡市広域市町村圏組合の管理者でもありますので、その立場から回答させていただきます。

 さて、現在の本庄分署は築50年を越えているため老朽化や耐震性の問題、また敷地の狭隘などにより、新本庄分署建設事業を沼和田と接する字高畑地内において、進めているところでございます。

 まずは、住民説明会についてでございますが、平成28年7月下旬に地権者の方々と土地の契約が整い、8月上旬に本庄市自治会連合会長、照若町自治会長、沼和田自治会長等にご報告をいたしました。その後、9月10日沼和田自治会定例会においてご報告をし、また、9月14日本庄市自治会連合会役員会においてもご報告をいたしました。現在、照若町自治会、沼和田自治会の皆さまを対象とした説明会の開催につきまして、両自治会とそれぞれ調整をしております。

 次に騒音対策等への配慮についてでございますが、消防分署におけるサイレンにつきましては、救急出動、火災出動時等の際のサイレンと車両点検や訓練時等の際のサイレンがあります。点検や訓練時等のサイレンにつきましては、音量等を必要最小限にするなど配慮させていただきますが、救急出動時等の際のサイレンにつきましては、道路交通法等によりサイレン等の使用が義務付けられておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

 続きまして、新本庄分署の建設地についてご説明いたします。現在の本庄分署が建設されてから約半世紀、市の人口は大きく増加してきた一方で、消防車両等も大型化・高度化してまいりました。また、より一層迅速で円滑な出動を行うためにも一定の広さを有する消防署の確保が不可欠でございます。しかしながら、市街地の中でそのような土地を確保することは極めて困難でございます。

 また、本庄市の高崎線以北を担当区域とする現在の本庄分署は、火災や救急出動にかかる活動動線として、国道17号線や中山道を主な動線としており、新本庄分署につきましても同様に日常における担当区域への出動について、迅速な対応が必要であることから、国道17号線を中心に主要幹線へのアクセスが迅速に行える位置等を総合的に勘案して選定したものでございまして、市民の皆さまの更なる安全・安心のため最善の方法であると考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

 なお、ご指摘のとおりハザードマップでは1メートル未満の浸水が想定されている区域でございますが、国の指針に基づいて、浸水被害に耐え得る建設設計を検討しているところでございます。

 今後も、市民の皆さまのご協力やご意見をいただきながら、建設事業を進めてまいりますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

(平成28年10月25日回答)

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