オスプレイの飛行について（平成30年10月2日回答）

意見・提言

 2年前に、さいたま市から本庄市に移住しました。昨年3月13日から、15日、16日、17日と、我が家と畑の上空をオスプレイが飛行し大変驚きました。巨大な鋼の腹を見せ低空で飛ぶ、その異様と爆音の迫力は他の飛行機の比では無いと感じました。間もなく10月1日には横田基地に正式配備で、群馬・長野・新潟にまたがる空域で訓練とも伝えられています。

 今後、本庄市上空での飛行が行われた場合の、その直下における市民の安全確保のために、以下の措置をお願いします。

1. 本庄市上空での飛行計画について事前に防災行政無線でアナウンスしてください。
2. 飛行時間と騒音音量について定点観測を続け、定期的に広報で報告してください。

 また、市長として考えておられる安全対策がありましたら、お教えください。

回答

 オスプレイについては、運用中の事故や騒音などについての報道がなされていることから、ご心配のこととお察しいたします。ご要望いただきましたオスプレイの飛行計画について、防衛省北関東防衛局に問い合わせたところ、「防衛省としては、横田基地における毎日の離着陸を職員が目視で監視しているものの、行き先などの飛行計画については、米軍の機密事項であるため米軍からの情報は得られていない。」との回答でした。

 このため、市として飛行計画を把握できないことから、オスプレイの本庄市上空での飛行について、市民の皆さまに事前にお知らせすることや、音量を測定することは難しいものと考えておりますが、国からオスプレイなどの飛行についての情報提供がございましたら、市民の皆さまへのお知らせを検討してまいります。

 なお、市の安全対策としては、オスプレイなどの飛来にあたり、誰が見ても明らかに航空法で定める基準よりも低い高度で飛行している場合、あるいは明らかに基準を超えている騒音が発生した場合においては、国にその旨の通報をするなど、市民の皆さまの生活に十分配慮するとともに、安全の確保について万全を期すよう求めてまいります。

（平成30年10月2日回答）