「糖尿病性腎症重症化プログラム効果検証」への協力のお願い
本庄市国民健康保険に加入されている方へ
糖尿病は、適切な治療を行わない場合、糖尿病が重症化して人工透析や失明などにいたる危険があります。
現在、全国の自治体で実施されている「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」において、保健指導や医療機関への受診勧奨などの様々な取組が行われていますが、その効果を正確に把握するためには、長期にわたる経過観察が必要です。
今回、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」による保健指導が、糖尿病の重症化予防にどの程度効果があるかを明らかにする目的から、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム効果検証:糖尿病性腎症重症化予防プログラムの介入効果の検証」に本市も参加することになりました。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
糖尿病性腎症重症化予防プログラム効果検証について
対象
本市において、2015(平成27)年度又は2017(平成29)年度に特定健診を受診した糖尿病患者の方
研究期間
令和3年4月~令和5年3月
研究目的・方法
「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」において保健指導等を受けた方と、受けていない方の特定健診等の結果を比較して、保健指導等の効果を把握します。
研究に用いる情報の種類
特定健診の結果、医療機関が保険者に請求する医療費の明細(レセプト・データ)
外部への情報の提供方法
本研究の対象となる方の情報は、個人が特定できないように匿名化した上で研究班に提供されます。
研究組織
【研究代表者】 女子栄養大学特任教授 津下一代
【研究事務局】 女子栄養大学特任教授 津下一代
【共同研究機関】 国立国際医療研究センター、北海道大学、横浜市立大学
研究情報提供について(オプトアウト)
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。
臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いる研究等については、国が定めた指針に基づき、対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。
このような手法を「オプトアウト」と言い、本事業はオプトアウトを用いた研究となります。
情報が本研究に用いられることについて、研究の対象となる方もしくはその代諾者の方にご了承いただけない場合には、研究対象から外させていただきます。
研究への協力をご了承いただけない場合は、「令和3年5月31日(月曜日)午後5時15分」までに、保険課国保係までお申し出ください。 →受付は終了しました。(令和3年6月2日更新)
お申し出により、研究の対象となる方その他に不利益が生じることはありません。ただし、研究実施上、すでに個人が特定できない状態で解析の対象となった場合など、除外できない場合がございますので、ご了承ください。
糖尿病性腎症重症化予防プログラムについて
目的
特定健診やレセプト(診療報酬明細書)のデータを活用し、糖尿病が重症化するリスクの高い方が人工透析に移行するのを防止すること。
取組内容
・受診勧奨
本市国民健康保険に加入中の方で、糖尿病を患うリスクが高い医療機関未受診者の方及び受診を中断されている方へ受診をお勧めするご案内を送付します。また、電話でも受診をお勧めするご案内を実施することがあります。
・保健指導
本市国民健康保険に加入中の方で、糖尿病及び糖尿病性腎症で通院されている方へ生活習慣改善のための支援を実施します。本人及びかかりつけ医の同意があった方を対象とし、専門職による電話や面談による保健指導のご案内を送付します。
更新日:2021年06月02日