手足口病

更新日:2024年12月10日

手足口病について

詳しくは、埼玉県感染症発生動向調査をご参照ください。

手足口病とは:手足や口に水ぶくれができます

手足口病は、夏に多くみられる病気で、手(手のひら)や足(足の裏)や口(口腔内、口唇) に水疱(水ぶくれ)とそれに伴う発疹が生じるウイルスによる病気です。4歳くらいまでの乳幼児を中心に主に夏に流行し、潜伏期間は3~5日と言われています。

しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があります。経過観察をしっかりを行い、高熱、頭痛、嘔吐、視線が合わない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずおしっこがでない、ぐったりとした状態などの症状が見られたらすぐに医療機関を受診しましょう。

感染経路:感染者が触れたものに注意しましょう

咳やくしゃみによる「飛沫感染」、ウイルスに汚染されたものに触れることによる「接触感染」、便と一緒に排泄されたウイルスが口に入る「糞口感染」があります。

特に、乳幼児が集団生活している保育施設や幼稚園では、感染が広がりやすいので注意が必要です。

治療:経過観察を含め、症状に応じた治療です

手足口病には有効な薬はなく、特別な治療方法はありません。

基本的には症状が軽い病気であるため経過観察を含め、症状に応じた治療になります。

手足口病の症状の一つである口内炎により、食事を摂るのが困難になることもあります。そのため、飲食が不十分となって脱水症状を起こさないように、刺激の少ない食べやすいものを摂るようにしましょう。刺激が強いもの、塩分が高いもの、酸味の強いものは口の中の痛みを増強してしまうので避けましょう。

 

予防方法:手洗い、咳エチケットを心がけましょう

手洗いの徹底

接触感染を防ぐには、手指などについたウイルスを流水・石けんによる手洗いで物理的に取り除くことが有効です。なお、アルコールによる消毒効果は弱いとされています。

また、この病気は、治った後で比較的日数が経過した場合であっても、便と一緒にウイルスが排泄されることが知られています。さらに、感染しても発病しないままウイルスが排泄される場合があるとも考えられています。そのため、おむつ交換の際には、排泄物を適切に処理し、しっかり手洗いを行ってください。

マスク着用等咳エチケットの励行

飛沫感染を防ぐため、普段からマスクの着用等以下の咳エチケットを心がけましょう。

1.咳やくしゃみを他の人に向けて発しない。

2.咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをする。

3.手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗う。

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