食中毒

更新日:2020年10月01日

食中毒とは?

食中毒を引きおこす細菌やウイルス、有害・有毒な物質が付着した食べものを食べることによって、下痢や腹痛、発熱、おう吐などの症状をおこす疾患です。

食中毒は夏場に多く発生する印象があるかもしれませんが、実はさまざまな原因物質によって1年を通して発生しています。

原因物質の種類や摂取量によって異なりますが、命に関わる重篤な症状を引きおこすこともあります。

食中毒かな?と思ったら

早めの医療機関受診を

食中毒は軽い症状で済む場合が多いですが、命に関わる重篤な症状となることもあります。下痢や腹痛、おう吐などのような症状があり、食べものが原因と考えられる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

その際には、以下のことを説明しましょう。

  • どのような症状があるか。
  • いつ頃からその症状があるか。
  • いつ、どこで、何を食べたか。
  • 一緒に食事した人に同じ症状はあるか。
  • ペットや動物と接触をしたか。

生活上の注意点

下痢やおう吐の症状がある場合には、脱水症状に注意が必要です。また、市販の下痢止め薬を使用すると、かえって症状が悪化する場合があります。自己判断で使用せずに、必ず医療機関を受診しましょう。

食中毒の感染を広げないために、以下のことにも注意しましょう。

  • よく手を洗う。
  • 調理は控える。
  • 使った食器は洗ったあと熱湯で消毒する。
  • 洗濯物は家族と別に洗う。
  • お風呂は家族が入ったあと、最後に入る。

症状が重くなりやすい人

以下にあてはまる人は、症状が重症化しやすいので特に注意しましょう。

  • 乳幼児、高齢者
  • 妊娠中の方
  • 肝臓疾患、がん、糖尿病の治療を受けている方
  • 錠剤を飲む必要がある貧血の方
  • 胃腸の手術を受けた、胃酸が少ない等、胃腸に問題がある方
  • ステロイドが入った薬を飲んでいる、HIVに感染している等、免疫力が落ちている方

代表的な食中毒

原因物質と食中毒発生までの時間・症状など

食中毒の原因物質、感染経路、症状、発症までの時間の表

食中毒を予防しよう!

食中毒をおこす細菌やウイルスは、とても小さく目で見ることはできません。また、味やにおいも変化しないため、細菌やウイルスが付着しているかどうかわかりません。

しかし、食中毒を引き起こす細菌やウイルスは、身近ないたるところに存在しています。肉や魚などの食材には、細菌やウイルスが付着しているものと考えましょう。そして、さまざまなものに触れる私たちの手にも、細菌やウイルスが付着していることがあります。

日ごろから食中毒予防を意識し、自分や家族を食中毒から守りましょう。

食中毒予防の3原則 『つけない、増やさない、やっつける』

食中毒の予防には、3つの原則があります。それは、細菌を食べものに「つけない」、付着した細菌を「増やさない」、「やっつける」ということです。

食中毒予防の3つの原則

食中毒予防キホンのキ! 正しい手洗いの方法

手洗いは、食中毒予防の基本です。指の間や手の甲、指先、皮膚のしわの中、つめのまわり等は洗い残しになりやすいので、正しい手洗いを行いしっかりと汚れを落としましょう。

手を洗うタイミング

  • 調理を始める前。
  • 生の肉や魚、卵を取り扱う前後。
  • トイレに行ったり、おむつを交換したあと。
  • 鼻をかんだり、傷口をさわったあと。
  • 動物に触れたあと。

正しい手洗いの方法

 

この記事に関するお問い合わせ先

保健部健康推進課(保健センター内)
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埼玉県本庄市北堀1422-1
電話:0495-24-2003
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