市内における土葬について
市内の霊園で行われている土葬について、SNS等で取り上げられております。このことにより、市内外から心配されるご意見やお問い合わせをいただいているため、本市における土葬に関して説明いたします。
霊園の経緯
土葬を受け入れている霊園は、昭和53年に「埼玉県本庄保健所」が旧児玉町の宗教法人に対して経営許可を発出しています。
当時、墓地の経営許可は、「墓地、埋葬等に関する法律(以下「墓地埋葬法」という。)」により都道府県知事が行うことと規定されていました。
旧本庄市では合併以前に埼玉県から当該権限の移譲を受けていましたが、旧児玉町との合併を機に、埼玉県が有していた旧児玉町分の墓地経営許可権限の移譲を受け、当該霊園は本市に移管されました。
周辺環境への影響
土葬による周辺環境への影響について心配されるご意見もあることから、市では独自に霊園の近隣にある溜池の水質調査を毎年実施しており、これまでに異常は確認されておりません。
電話等による問い合わせに対する回答
主な問い合わせ等の内容は以下のとおりです。
Q.土葬をしてよいのか?(土葬は禁止されているのではないのか?)
A.土葬は「墓地埋葬法」で禁止されておりません。墓地の管理者が受け入れを判断し、認めることで可能です。
Q.土葬の許可は市町村が行っているのか?
A.市町村は、埋火葬の許可を行っています。これは、市民の死亡届の受付と死体埋火葬許可書の交付という手続きになります。埋葬方法(土葬)は、墓地の管理者の判断となります。
Q.この霊園は誰が管理しているのか?
A.経営許可を受けたのは宗教法人で民営の霊園です。本庄市ではありません。
Q.この霊園では土葬を受け入れているのか?
A.土葬を受け入れている実態は現実に確認されています。法律上、亡くなった方の死亡届を受理した市町村から埋火葬許可証の交付を受けている場合、埋葬場所は許可書の交付を受けた親族等と墓地を経営する事業者との契約により決定されます。
更新日:2025年05月07日