ダンボールコンポストで生ごみ減量
ダンボールコンポストとは?
ダンボールコンポストとはダンボールを利用した生ごみ処理機のことです。
ダンボールの中のピートモス(水コケの一種)ともみ殻くん炭(もみがらを炭にしたもの)を混ぜた基材の中にいる微生物によって、投入した生ごみを分解する仕組みになっています。
生ごみを投入した基材は、やがて野菜や草花を育てるための堆肥になります。
ダンボールコンポストの長所
1.ごみの減量化及び地球温暖化の防止
生ごみには多量の水分が含まれているため重く、そのまま捨てるとごみの増加につながります。また、「燃えるごみ」として焼却する際にはより強い火力で燃やす必要があり、同時に多くの二酸化炭素が発生してしまいます。
しかし、ダンボールコンポストを利用することで、生ごみを再利用することができ、ごみを減らすことができます。また、焼却処理を行わないので二酸化炭素の抑制にもつながります。
さらに、ダンボールコンポストは電動ではないため、電気代がかかりません。
2.手軽に始められる
ダンボールコンポストを始めるために必要な材料は、比較的低価格でそろえることができます。基材となる「ピートモス」と「もみ殻くん炭」はホームセンターなどで購入できます。
ダンボールでできているため、持ち運びが簡単で、室内だけでなくベランダにも設置可能です。
ダンボールコンポストの作り方
材料
- ダンボール(厚めのものがより良い、概ね30センチ×40センチ×40センチ)
- ピートモス 約12リットル
- もみ殻くん炭 約8リットル
- 新聞紙や使い古しのTシャツ
- ガムテープ(クラフトタイプが最適)
あると便利なもの
- 温度計
- スコップ(鉄製だと錆びてしまう可能性があります)
- すのこ(キャスター付きだとより便利です)
ダンボールコンポストの作り方 (PDFファイル: 273.9KB)
モニター結果
ダンボールコンポストをやってみて
実際にダンボールコンポストを試してもらい、その結果をお聞きしました。普段何気なく捨てている生ごみが、量ってみると思ったより多く、生活スタイルを見直すきっかけになったという声も届いています。ダンボールコンポストを始めることで、ごみの減量だけでなく、新たな発見があるかもしれません。ぜひチャレンジしてみてください!
自由研究の結果をご提出いただきました!
令和3年7月31日(土曜日)に開催した小学生向けのダンボールコンポスト講習会にご参加いただいた小学生の方2名から素敵な自由研究の結果をご提出いただきました。
各ご家庭で真剣に取り組んでいただき、どれくらいの生ごみを減量できたのか、ダンボールコンポストはごみ減量にどれだけ有効なのか。とても丁寧に考察されています。
是非、ご覧ください。
更新日:2023年02月22日