令和6年本庄市長年頭のあいさつ

更新日:2024年01月04日

手話通訳協力:児玉郡市手話者通訳派遣事業

新年明けましておめでとうございます。令和6年の輝かしい新春をご健勝にてお迎えのことと心からお慶よろこび申し上げます。
昨年を振り返りますと、まずは、新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが2類から5類に変更されたこと、これにより長く続いた社会経済活動の諸制限が解かれ、正常化に向かう年となりました。
2月、本庄市と関係の深いトルコ共和国では大地震による甚大な被害が発生しました。本市の実施したトルコ大地震復興緊急支援寄附に対して、市内はもとより全国から750万円を超えるご寄附をお寄せいただき、同国を支援することができました。皆さまからのご厚情に対して、改めて感謝いたします。
盛夏の7月、「本庄祇園まつり」「こだま夏まつり」が4年ぶりに開催されました。勇壮な神輿と獅子舞、祭りを楽しむ見物客、大変な盛り上がりを見せました。
9月、本庄早稲田の杜ミュージアムでは通算来館者が5万人に到達、翌10月には早稲田大学名誉教授の吉村作治先生をお招きし、開館3周年の記念イベントが挙行されました。先生は「本庄キャンパスに考古博物館を作ったらよい」と最初に提唱された方であり、当時を懐かしく思い出しました。
また、年々来場者が増えているマリーゴールドの丘公園は、昨年秋からは特に多くの方が訪れる人気スポットになりました。冬のイルミネーションや本庄クリスマスマーケットとあわせて、新たなにぎわいが生まれています。
旧年中のさまざまな出来事を思い返したとき、停滞していた物事が再び動きだしたと実感する一方で、コロナ禍においても着実に歩を進めてきた物事も少なくないと感じます。
市政においては、民間企業との連携協定締結によるゼロカーボンシティの推進、児玉郡市の障害者相談支援の中核となる障害者基幹相談支援センターの設置、新たな産業拠点の創造に向けた産業用地適地選定調査の実施、道の駅設置に向けた研究など、各分野の事業が確実に進展しております。
さて、令和6年は少子化対策やこどもまんなか社会の実現といった重要な諸課題に対して、鋭意取り組んで参ります。
令和6年度からは、「こども家庭センター」の設置により妊産婦、子育て世帯、子どもへの一体的な相談支援体制の強化を図るとともに、「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、国の動きと連動した子育て支援施策の充実に取り組みます。
人口の縮退期を迎えた今、小中学校を含む公共施設の改修・更新等の計画的な見直しは避けて通れません。また、まちなか再生とともに、住み慣れた地域で住み続けられる持続可能な地域づくりが求められています。皆さまのお声を伺いながら、将来の方向性を示して参ります。
さまざまな要因から物価上昇が続く現下の状況に対応すべく、必要に応じた経済支援策の実施や福祉総合相談窓口の充実により、誰もが安心して生活できるまちづくりを推進いたします。
先が見えない、予測の難しい時代ではありますが、成すべき事を着実に成しながら、「世のため、後のため」、将来を見据えたまちづくりに一層精進する所存でございます。
本年も、市政に対する皆さまの変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆さまのご健康とご多幸をご祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

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