上武連携構想について(令和6年5⽉27⽇回答)
意見・提言
埼玉新聞で埼玉・群馬県境で空港ができる可能性があるとの報道記事を読みました。仮に空港を建設する際はしっかりと騒音について対策をとってくれるのか。具体的な対策は現時点で考えているのでしょうか。
また、全国の地方空港のほとんどが赤字といわれています。そしてその赤字は地域住民の負担にもなっています。そうした中で黒字経営を実現する具体的な方策は考えているのでしょうか。特に上武広域連携構想の美名の下、その負担が我々本庄市民に降りかかるのではないかと恐れています。これらの事に関して市長はどのようにお考えなのでしょうか。
回答
埼玉・群馬県域における空港整備の可能性について、報道に至った経緯も含めてお答えいたします。
埼玉県北部と群馬県南部の両県境にある10市町(本庄市、深谷市、美里町、神川町、上里町、前橋市、高崎市、伊勢崎市、藤岡市、玉村町)では、令和4年度から上武連携構想勉強会を開催しております。
本勉強会の目的は、古くから生活や文化の交流が密に行われていることに加え、交通の利便性が高く、経済の面でも結びつきの強い、いわゆる上武地域の更なる発展のために、医療や治水、経済などの幅広い分野で県や市町の枠組みを越えた連携の可能性を探ることです。
こうしたなか、昨年11月に開催した第2回勉強会において、本地域の更なる発展のため、グローバル企業の誘致や新たな産業創出も含めた産業振興、物流の確保が重要であるとの観点から、手法の一つとして空港整備の可能性を探ることとし、このことが各報道機関において取り上げられました。
空港については、上武地域の発展に向けた様々な可能性の一つとして取り上げた段階であることから、勉強会においても、また本市においても、整備方針等の具体的な検討は現在のところなされておりません。
仮に検討の結果、本地域における空港の整備が真に意義あるものと判断し、事業を進めていく場合には、ご指摘いただきました騒音対策、費用負担や収支計画に加え様々な事項について細部まで検討し、市民の皆さまに説明を尽くす必要があると考えております。
いずれにしましても、上武連携構想及びその勉強会は、県や市町の枠組みを越えて地域をより良くしていくことを目的とした有意義な取り組みと考えておりますので、引き続き、本地域の将来のために何を成すべきか、様々なテーマについて議論を重ねてまいりたく存じます。
(令和6年5月27日回答)
この手紙の内容に関するお問い合わせ先
企画課 25-1157
更新日:2024年07月03日