2025 年 超高齢社会を健やかに(令和7年1月1日号)
令和7年、2025 年はいわゆる団塊の世代の方がたが75 歳以上の後期高齢者になる年です。認知症や介護を要する方はますます増えていく傾向にあり、そのような方、また、そのご家族をしっかり支援することは、とても重要です。
一方、元気なうちから介護や病気の予防の取組をご自身の生活に取り入れ、健康寿命を延ばすことも大切です。そこで本庄市が推進している事業を紹介します。
まず、1つ目が「はにぽん筋力トレーニング(はにとれ教室)」です。生活に必要な筋力維持を目的とした教室で、現在市内で79 か所、約2,100 人が体力の維持・向上に励んでいます。
この教室のうち50 か所では「はにぽんお口の健康体操」を導入。口の周りの体操やマッサージを行うことで、おいしく・楽しく食べるための機能が向上し、誤嚥性肺炎の予防等、健康増進が図れます。
2つ目がリハビリの専門職が講師となり、転倒や認知症を予防する体操等を行う「いきいき教室」です。市内4か所で月1回開催しています。
3つ目の「あたまとからだの健康教室」では、認知症予防に有効とされる運動や、参加者同士で頭を使ったゲーム等を行い、人とのつながりによる閉じこもり予防を目的としています。
4つ目ですが、老人クラブ連合会は近年「シニアクラブ連合会」と称し、グラウンドゴルフやウォーキングと言ったスポーツ活動のほか、地域の清掃等の社会奉仕活動を行っています。会員数は約2,300 人です。
5つ目は、本庄市社会福祉協議会が支援する「ふれあいいきいきサロン」です。こちらは市内78 か所で開催され、お茶会、筋トレ、体操等、さまざまな活動を実施。孤立や閉じこもり、介護予防の効果もあります。
このほかにも、「はにとれ教室」や「ふれあいいきいきサロン」などに、専門の講師を派遣する「介護予防出前講座」を実施しています。
お一人おひとりが地域や社会で何らかの役割を持ち続け、生きがいを持って活躍されることは、結果的に健康寿命の延伸につながります。ご紹介した活動も参考とされ、ご自身にあった活動に参加いただき、介護予防と健康寿命の延伸にお役立ていただければ幸いです。皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
更新日:2025年01月06日