九州中部の地震被害について (平成28年5月1日号)

更新日:2020年10月01日

 4月14日午後9時26分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5、最大震度7の地震があり、その後16日午前1時25分には14日の地震の16倍の規模、マグニチュード7.3の大地震が発生しました。その後震度6以上の余震も相次ぎ、震源の範囲は熊本県熊本地方だけでなく、阿蘇地方また大分県へと拡大しています。各地で家屋倒壊や火災、また山崩れ、がけ崩れ等さまざまな被害が発生し、このコラムを書き上げた21日の時点で、死者48人、負傷者は1,100人を超える大災害となりました。
 亡くなられた方々に哀悼の意を表し、被害にあわれた皆さまに心からお見舞い申し上げます。
 本庄市においては、社会福祉協議会、日赤埼玉県支部本庄市地区の連名で、16日土曜日午前からはにぽんプラザと塙保己一記念館に地震災害への義援金箱を設置しました。週明けの18日から市役所と児玉総合支所にも設置し、多くの皆さまが善意を寄せて下さっています。皆さまに感謝申し上げます。
 被災地への支援ですが、特に発災直後の物資の送付については注意が必要です。必要なところに必要な物資が届けられる環境整備が出来ていないと、現場では無用の混乱を招き、場所によっては支援物資が集まりすぎ、後でその処分に大変苦労したという話も伺っています。発災直後における支援物資は、まずは被災地に近い地域において調達されることが一番効率的そして効果的であり、今回、本庄市のような遠い自治体からの支援は、まずは物資でなく「義援金」を日本赤十字社を通じて現地に届けることが最も良いと判断したところです。
 この紙面を市民の皆さまが読まれるころには、何とか現地が落ち着き、被災された方々の状況が少しでも改善されていて欲しい、そう願っております。
 我々は東日本大震災において、被災地への支援は長期にわたるということを学びました。困難な状況にある方々の身の上に真心を寄せ、息の長い支援をしてまいりましょう。
 そして内陸型の地震は今後とも関東地方でも起こりうることを覚悟し、我々も身の回りの備えを、より強固なものにしてまいりましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら