生ごみの水切りを進めましょう(平成30年9月1日号)

更新日:2020年10月01日

 本紙4ページにもあるとおり、毎年75歳以上の皆さまに差し上げている「敬老祝い品」に、今年は「水切りネットの水しぼりシート」を選定しました。その理由をお話しします。
 今年の夏は異常な暑さが続きました。そんな中、朝のごみ収集所では気温の上昇と共にごみ袋から不快な臭いが漂い、カラスがあさる生ごみが道路まで散乱して目も当てられない状況になってしまった箇所も多かったようです。
 実は収集所の不快な臭いや、カラスの生ごみあさりは、私たちが「あること」をするだけでかなり抑えられると言われます。それが「生ごみの水切りと密閉」です。
 市内から出される可燃ごみのうち約40%を生ごみが占め、その生ごみの重量の約80%が水分です。つまり私たちが出しているごみには大量の水分が含まれており、しかも有機物の水ですからすぐ腐敗し、袋が密閉されていなければ臭いが漂い、カラスのごみあさりを誘発する、というわけです。
 水分の多い生ごみは重量が増し、ごみ収集車の燃費や焼却炉の燃焼も効率が悪くなります。さらに、本庄市の1人1日あたり家庭から出るごみの排出量は736グラム(平成28年度)で、排出量は近年減少傾向とはいえ、これは残念ながら埼玉県内でワースト3位です。
 そこで市では、市民の皆さまに、生ごみを出す前のご家庭での「水切り」をお願いしています。敬遠されがちな水切りですが、最後のひとしぼりがごみの減量化につながります。
 平成28年に株式会社カインズと市が協定を締結し、市民の代表の皆さまにご意見をいただいた上で、冒頭ご紹介の「水切りネットの水しぼりシート」を開発しました。現在店頭で販売している本商品を今年の「敬老祝い品」に選んだのは、生ごみ水切り運動のさらなる普及のためということでご理解をいただければと存じます。
 皆さまにおかれましては、生ごみの水切りによるごみの減量化と、水を切った生ごみを袋などで「密閉」したうえで指定ごみ袋に入れ、臭いが出ないようにし、収集所におけるカラスなどの被害を防ぐことにも、ぜひご協力をいただきたくよろしくお願い申し上げます。

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