温かなつながりのある社会を(平成23年1月1日号)

更新日:2020年10月01日

青空と緑の葉っぱをつけた木の写真

皆さまの身近に、お正月を一人で過ごされた方はいらっしゃいますか。今からでも、その方にお電話などで「おめでとう」あるいは「お元気ですか」とお声をかけられませんか。
昨年、NHKの番組でも取り上げられた「無縁社会」という言葉をご存じですか。全国的に世代を問わず独居・単身世帯が増え、家族や社会との結びつきが薄まるなか、そのような単身の方はますます孤立しています。「無縁社会」とは、そんな時代を表す言葉です。
単身の方の孤独死を防ぐための見守りや、老後を守るための後見人制度、また、安心して暮らせる施設の充実など、社会として取り組むべき課題はたくさんあります。
しかし、いくら制度やサービスを充実させても、人と人とのつながりを実感できない社会は、結局大変寂しいものになります。本来、人は決して「無縁」ではなく、「有縁」の存在であり、つながりの中でこそ幸せを実感できる生き物ではないでしょうか。
「温かなつながりのある社会」をつくるのは、私たち一人ひとりの心がけであると思います。例えばご無沙汰している親兄弟、祖父母、親戚、ご近所、友人知人の方に、みんながひと声かけていただくことも大変大事だと思うのです。
身近な間柄ではあるけれど、さまざまな理由からお互い声をかけられなくなってしまったという方も多いでしょう。ですが、自分からかけられないなら、誰かに頼んでまごころを伝えることもあって良いのではないでしょうか。
まず皆さまから、ぜひ、お一人で過ごしている方に心を寄せていただきたいのです。
みんなで社会を温かく、人と人とのつながりを実感できる年にしようではありませんか。

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