大震災から100日が過ぎて(平成23年7月1日号)

更新日:2020年10月01日

大震災の爪痕が残る道路の工事現場の写真

6月18日は東日本大震災から100日。亡くなられた方々のご冥福をあらためてお祈りするとともに、復興に向けた被災地の力強い営みと、今なお決死の作業が続けられている福島第一原発の現場に対して、心からの応援を送りたいと思います。
今後、まだ大きな余震や、全く別の大地震が誘発される恐れもあります。原発事故についても依然として安定してはおりません。私たちは「震災後」というより、いまだ「震災中」を生きている、と考えるべきでしょう。そして、だからこそ下を向いて暗くならずに、上を向いて歩くことが大事だと思います。
先般、都内で開かれた「全国市長会議」の会場で、郡山市の原市長から、4月に郡山に届けられた本庄市民・企業・団体からの救援物資に対して、丁重なお礼のご挨拶をいただきました。「皆さまにどうぞよろしくお伝えください」とのことでした。
本庄市民の中には、今も被災地で、あるいは被災された方々に対し、善意のボランティア活動をされている方々がおられます。例えば、本庄つみっこ研究会のみなさんは、B級グルメ団体として県の呼びかけに応じて、来る7月6日に加須市騎西高校で行われる福島県双葉町のみなさんへの炊き出しボランティアに、手弁当で参加されます。
大変な時代ではありますが、この「震災中」において、今までの世の中のありようを見直し、これからの社会のあり方、経済のあり方、エネルギーのあり方、政治行政のあり方、もっと言えば家族や人のあり方などについてみんなが考え、模索することは、かならず日本の、そして地球の未来にとって貴重な経験になるでしょう。本庄市は、総合振興計画に掲げる「あなたが活かす みんなで育む 安全と安心のまち 本庄~世のため 後のため~」を基本理念としております。私は今回の震災を経て、あらためてこの理念がどんな時代にも普遍的なものであることを実感しているところです。

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