本庄早稲田駅開業10周年によせて(平成26年5月1日号)

更新日:2020年10月01日

本庄早稲田駅開業10周年記念式典にて白いジャケットと帽子を被った駅員さんと子供たちがはやぶさの乗り物に乗った参加者たちを見送っている写真

 本庄早稲田駅は3月13日で開業10周年を迎え、去る4月13日にJR東日本高崎支社の主催で記念イベントが開催されました。

 本庄に新幹線駅をという市民の願いは、今から40年以上前の上越新幹線が計画された時代からありました。誘致運動が本格化したのは時代が平成に代わる頃で、周辺各自治体の賛同を得て新駅設置期成同盟会が発足し、その後誘致運動は本格化。平成10年に埼玉県と早稲田大学の強い応援を得て、JR東日本により設置決定が発表されました。駅建設に向けての大きな一歩でした。

 しかし建設費用は巨額で、全額地元負担が条件でした。埼玉県が41億円、旧本庄市が41億円、旧児玉町を含む地方拠点法に指定された当時の6つの町村で20億5千万円、残りを早稲田大学の7億円を筆頭に多くの団体や企業、そして市民の皆さまからのご寄附、合計約14億3千万円をいただき建設に着手。名前も公募により「本庄早稲田」と決定し、平成16年3月、長年の地元の悲願であった新幹線駅は完成開業したのです。

 開業後10年間も実にさまざまな出来事がありました。開業年には天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ、その次の日には中越地震が発生。平成18年には駅周辺整備の事業認可が下り、平成22年にまちびらき。翌23年には東日本大震災で約1,000人の乗降客が駅に足止めされました。今日、周辺整備により南北ともロータリーが大きく完成。本庄早稲田の杜づくりはまだ途上であるとはいうものの大企業本社や大型店も進出し、駅の周りの景色も大きく変わりました。乗降客数はリーマンショックで一時落ち込み、列車本数の増加は実現していませんが、近年乗降客数は再び増加傾向にあります。今後ぜひとも本数の増加につなげたいものです。

 記念イベントの日、私は本庄早稲田駅構内にある寄付者の芳名板を改めて拝見しつつ、開業までの間にご寄付いただいた多くの市民の皆さま、そしてご尽力いただいた歴代の本庄市長、埼玉県知事、早稲田大学総長、JR東日本社長はじめすべての関係者、そして開業後の10年間ご尽力いただいた歴代駅長はじめ多くの関係者に、心から敬意と感謝の念を捧げたところです。

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