悲惨な交通事故をなくすために(平成26年8月1日号)

更新日:2020年10月01日

運転手へ交通事故防止運動の声掛けをしている写真

 現在、本庄市は人口1,000人当たりの人身交通事故の発生件数が、県内の他市町村と比べて最悪の状況にあります。県下でワースト第2位、本年1月1日から5月末までの期間においては、残念ながら第1位となってしまいました。
 実は県内ワーストの傾向は本市だけではなく、上里町や深谷市など、幹線道路沿いの県北地域全般に見られるものです。これは人口の割合に対して交通量が多いためとも考えられますが、環境のせいだけにしてはならないと思います。
 本市の人身交通事故の傾向ですが、交差点での自動車によるものが多く、年代別では30歳代から50歳にかけての発生件数が多くを占めています。もちろん若者や高齢者の事故も、また自転車による事故も多発しています。人身事故の多発地域は西富田、北堀、寿となっており、また自治体は異なりますが上里町七本木での事故が児玉郡市内では多くなっております。
 一方、全国的に見ると交通事故の発生件数は平成16年をピークに下がり続けており、特に死者の数は過去最悪と言われた昭和45年の16,765人に比べて、平成25年は4,376人と、4分の1強まで減っています。また、本市でも7月16日で市内における交通死亡事故ゼロの日は500日を突破し、この傾向がぜひ続いて欲しいと願っていたところです。ところがその後、20日未明に児玉町金屋と東五十子で2件の死亡事故が立て続けに起きてしまいました。いずれも車同士の衝突、接触による事故です。まことに残念でなりません。
 最近、飲酒運転や脱法ハーブ(危険ドラッグ)によるあってはならない事故も全国的に発生しております。交通事故は関係する全ての人を不幸にさせるものです。ぜひ私たち一人ひとりが注意しながら、悲惨な交通事故を根絶させるため、努力してまいりましょう。

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