本庄道路の建設促進 (令和5年1月1日号)

更新日:2023年01月04日

昨年暮れの12月3日午後3時、新しい神流川橋が開通しました。国道17号のバイパスである本庄道路の初の一部供用開始です。
本庄市を通る国道17号には、過去の経緯からバイパスの計画が無く、事態を打開しようと市が周辺市町に働きかけ建設促進の同盟会を発足させたのが平成3年のことです。その後、本庄市議会でも特別委員会が発足し、毎年国や県への陳情そして要望を繰り返し、平成15年にようやく国道462号から西側区間の事業化が決定しました。
しかし紆余曲折は続きました。平成20年の地方分権論議のなかで、国道17号については熊谷から前橋に抜ける上武道路を国道として残し、深谷バイパス以西の国道17号は県道に、という案が示されたのです。
これを阻止しようと、当時の市では職員が交通実態を調べ、深谷バイパスを通るトラックの比率や車両の台数は上武道路と変わらない、という調査結果をもって、深谷バイパス、本庄市の国道17号の現道また建設予定の本庄道路は、長野方面と首都圏を結ぶ国土形成上重要な役割があると県へ報告しました。加えて本庄市及び同盟会を構成する各自治体の議会に決議をいただき、埼玉群馬両県の知事が県道移管NOであると国へ回答。翌年の平成21年には、本庄道路全線の都市計画決定となりました。
これらの活動により、移管は回避され、平成25年老朽化した神流川橋に替わる新橋の着工となり、その後道路についても用地買収と工事が始まり、昨年には待望の国道462号から東側区間も事業化が決定、そして今般の新たな橋の開通となりました。まことに感慨深いものがあります。
とはいえ橋も暫定2車線です。今後の本庄道路全線完成に向け、用地買収と工事を着実に進めねばなりません。まだ道のりは遠いですが、市では引き続き国の道路事業への協力とあわせ、農産物販売や観光の拠点として「道の駅」の構想にも本腰を入れてまいります。
本庄市は交通の要衝、結節点として、はるか昔から道路や鉄道などの交通手段を活かし、産業振興はじめにぎわいのあるまちづくりを続けています。国道17号本庄道路も同様に市の発展に活かしてまいります。これまでご尽力いただきました関係各位に感謝申し上げつつ、今後とも本庄道路に関わるすべての皆さま、市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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