あせらず、あわてず、あきらめず(令和5年4月1日号)

更新日:2023年03月31日

今月の広報ほんじょうが市民の皆さまのお手元に届く頃、桜の花は散り始めているでしょうか。
令和4年度、市内には小学校、中学校、高等学校そして特別支援学校が合わせて26校あり、市外の学校に通っていた方々も含め、3月をもって多くの卒業生が巣立ちました。皆さん、ご卒業おめでとうございます。
この3年間は、各学校ともコロナ禍でさまざまな行事が中止となり、いろいろとつらいことも多かったのではないかと思います。しかし皆さんは、先生や先輩、友人、ご家族に励まされながら、懸命に頑張って卒業の日を迎え、それぞれの道に進まれました。改めてお祝い申し上げるとともに、お子さまをここまで育てられた保護者の皆さま、各学校関係者の皆さまのご尽力に、心から敬意と感謝を申し上げます。
私は、先行きが不透明で困難な時代は大人よりも子ども、若者の方が強い、と思っています。世の中で何が起きても、それを跳ね返していける力を持っているのは、これからの世の中を生きていく若い人たちです。経験は必ず貴重な財産となり、今後の人生を支える柱になると確信します。そして、そんな若い方々に負けじと、我々も頑張らねばなりません。
今回、私が市長として市内公立小中学校の祝辞で卒業生の皆さんに贈った言葉は、「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。これは、日本の実業家である松下幸之助翁が遺した言葉という説もありますが、定かではありません。私は地元の大先輩からこの言葉を教えられました。
人間、苦労はつきもので嫌なことも多いです。そんなときにこの言葉を思い出し、若いからこそ「どうせ自分なんか」とか、「このくらいでいいや」と思わず、その人らしい道を力強く歩んでほしい、そう心から願い、この言葉を贈りました。
令和5年度、各学校とも新たな出発です。市内の高等学校では、これまでの児玉白楊高等学校と児玉高等学校が統合となり、新たな児玉高等学校がスタートしました。これまで両校が積み重ねてきた歴史に心から敬意を表します。そして、新校の門出と合わせ、すべての学校の新入児童生徒の皆さんの門出をお祝いし、これからの時代を拓く若い方々の前途に幸いあれ、と祈ります。

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