Well-being(ウェルビーイング)について(令和5年5月1日号)

更新日:2023年05月01日

今年の春は、コロナ前と同じようにイベントが実施されたところも多かったようです。若泉公園桜まつり&本庄クラフトアートフェア、こだま千本桜まつり、4年ぶりの開催となった本庄早稲田の杜クロスカントリー&ハーフマラソン大会、その他にも大小さまざまな行事が開催できました。多くの関係者のご尽力に敬意を表します。
そして、徐々にマスクを外す人も多くなってきたようです。3月13日以降もすぐには外せないのでは、と言われた日本人のマスクですが、5月8日の類型変更を経て、気温がさらに高くなれば、特に屋外では多くの人がマスクを外すことでしょう。
私自身マスクを外して感じるのは、春の風を受け、口の周りが開き放たれる「開放感」と、これまでの息苦しい雰囲気から解き放たれる「解放感」です。とにかく心地よいものがあります。
もちろん、その方の体調や仕事の関係で、引き続きマスクを着用せざるを得ない場面もあります。また、感染状況が拡大してくれば対応も必要です。
しかし、そのような状況にならなければ、皆さまには屋外にて、ぜひマスク無しで5月のすがすがしい空気を吸っていただくことをお勧めします。
私がマスクを外した開放感と解放感のなかで率直に感じたのは、人間の健康とは、単に病気にならないというだけでなく、自分自身が呼吸によって大自然の中で生かされている幸福を実感できる、ということでした。
Well-being(ウェルビーイング)という言葉があります。1948年制定のWHO(世界保健機関)の憲章にある言葉であり、通常の健康という言葉を指すHealth(ヘルス)とは異なり、肉体的、精神的、社会的にその人にとって満たされた、完全に良好な状態を指します。今や世界各国の政府や自治体が進める国民、住民の保健、また教育の推進において重視される考え方となっています。
我が国でも「健幸」という言葉が多用されていますが、これはまさにヘルスとウェルビーイングの双方を指すと言って良いと思います。
コロナ禍の長かった夜が、人々がマスクを外すことで徐々に明けてくる中、市民の皆さまの保健や教育の推進にあたっては、改めて健やかに幸いの「健幸」、ヘルスとウェルビーイングの考えを大切にしてまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政部秘書課秘書係
〒367-8501
埼玉県本庄市本庄3丁目5番3号
電話:0495-25-1154
ファックス:0495-21-8499
メールでのお問い合わせはこちら