本庄早稲田の杜ミュージアム来館者5万人突破(令和5年10月1日号)

更新日:2023年09月28日

本庄早稲田の杜ミュージアムは3年前の令和2年10月に、それまでの本庄市立歴史民俗資料館の機能を、展示内容を充実させて引継ぎ、かつ早稲田大学の有する古今東西の文物を企画展示する、市と大学共同のミュージアムとして開設されました。
9月10日、開館以来3年を待たずして来館者が5万人を突破しました。5万人目の来館者は上里東小1年の大城馨くんです。普段からミュージアムの諸行事に参加していて、この日は手作りの埴輪を取りにお母さんと訪れたところでした。おめでとうございます。
ミュージアムに入ると、まず本庄市が誇るたくさんの埴輪が皆さまをお出迎えします。本庄市マスコットはにぽんのモデルとなった笑う盾持人物埴輪をはじめ、さまざまな埴輪は見ていて心が和みます。最近私が注目しているのは、分銅形の髷を結い、笑う表情の女子人物埴輪です。こちらは昨年、埼玉県の赤い羽根共同募金の図書カードのモデルに採用され、私はひそかに「本庄のビーナス」と呼んでいます。
笑う盾持人物埴輪も、本年、東北歴史博物館で開催された夏季特別展に他の埴輪と出張してきました。この埴輪は今から11年前、フランスのパリで開催された「日本文化の笑い」展にも出展されました。
館内には埴輪だけでなく、旧石器時代の出土品から縄文土器、弥生土器、そして我が国唯一のガラス小玉鋳型の完形品(本庄東中学校改築の際に出土)や、児玉町長沖の古墳から発掘された古代ペルシャのガラス玉、戦国時代のはじまりと言われる享徳の乱の舞台となった五十子陣跡の出土品等が展示され、我々の地元がいかに悠久の、深みのある歴史を刻んできたかが分かります。
そして早稲田大学展示室では、年に2回ほどの入れ替えで企画展が開催されています。現在の展示は「エジプト文化展-早大隊の調査から辿る-」です。1966年に始まった吉村作治先生をはじめとする早大エジプト遺跡調査の歩みと、貴重な資料により古代エジプトへの理解を深めていただける内容で、会期は11月12日(日曜日)までです。
この間、開館3周年記念のさまざまなイベントも行われるので、皆さまにはミュージアムホームページをご覧いただき、ぜひお越しくださいますようご案内申し上げます。

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